2021年9月29日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、中國の不動(dòng)産大手?恒大集団の債務(wù)危機(jī)から見る中國経済モデルの問題點(diǎn)について、フランスの大學(xué)の専門家による見解を紹介する記事を掲載した。

記事は、フランスのCYセルジー?パリ大學(xué)教授の張倫（ジャン?ルン）氏の話を紹介。張氏は「総じて、恒大集団の危機(jī)は偶然ではなく、構(gòu)造的な問題によるもの。そして恒大集団だけではなく、中國の大手企業(yè)に深刻な問題が発生し始めている。この數(shù)十年におよぶ中國の発展において、不動(dòng)産が非常に重要な役割を果たしてきた。今なお不動(dòng)産業(yè)の経済全體に対する貢獻(xiàn)度は25?26％に達(dá)すると見込まれ、中國政府の収入のうち30?40％は不動(dòng)産に関連していて、地方政府は特に不動(dòng)産への依存度が高い。このような経済構(gòu)造の中で不動(dòng)産に問題が発生すれば、中國経済全體へのダメージは相當(dāng)大きなものになる」と語った。

また、中國の経済成長を支えるパーツの一つである投資のうち、30?50％は不動(dòng)産に関係するものであるほか、中國の各家庭が持つ財(cái)産の75％が不動(dòng)産関連であり、このような狀況は非合理的だと指摘?！袱长欷蠀gなる経済問題ではなく、政治的な問題だ」としている。

そして、不動(dòng)産バブルの問題に対し、中國政府もはっきりと危険性を認(rèn)識(shí)しており、ここ數(shù)年では新たな経済構(gòu)造、ハイテク経済などの発展モデルに置き換える試みを進(jìn)めていると説明。そのプロセスは巨大なリスクに満ちており、恒大集団の危機(jī)もこのような歴史的な転換點(diǎn)の中で出現(xiàn)したものだと解説した。

その上で、中國政府が経済発展のモデルチェンジを進(jìn)める上で、政府による経済への干渉や管理のスタイルを現(xiàn)代化し、法律や財(cái)産権を重視する方向へ舵を取らなければならないと指摘?！附U済全體の発展に向けた戦略的な思考、根本的な調(diào)整があってこそ、この國や民族の未來は明るい」と述べた。

その一方で、近年中國は政治による経済への介入をますます強(qiáng)めており、今後しばらくは方針を転換しないだろうと予測?！袱长欷扦现袊谓U済発展を阻害することになる」とした。そして、恒大集団の危機(jī)に対して政府はあらゆる力を用いて一時(shí)的な安定を図り、経済や社會(huì)全體の崩壊を防ぐだろうとする一方、「強(qiáng)権的な方法では根本的な解決が不可能であるばかりでなく、ますます多くの危機(jī)を生じさせることになる」と指摘。「中國の指導(dǎo)者が先見性を持ち、構(gòu)造的な問題を根本的に解決できることを望む他はないが、現(xiàn)在の狀態(tài)を見るに楽観視することはできない」と論じている。（翻訳?編集/川尻）