2021年9月10日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「アイドルが『変質(zhì)』する中で、世界の流行文化産業(yè)が難題に直面している」とする評論記事を掲載した。以下はその概要。

アイドルやタレントとは本來、文化蕓術(shù)分野のパフォーマンスに従事する職業(yè)を指すが、今やそのイメージや魅力という部分に依存して、ファンとのコミュニケーションによって人気を保ち、飯を食っていくことがメインとなった。その「変質(zhì)化」によって生じる副作用や社會(huì)への悪影響をいかに抑え込むかが、世界の流行文化産業(yè)が直面する難題となっている。

いわゆる「産業(yè)化したアイドル」の起源は日本や韓國にある。特に戦後の日本では映畫、流行化、テレビとタイアップする形で「青春」をテーマにしたスターが次々と生み出されていった。70年代、80年代になると「少年隊(duì)」のようなアイドル歌手が出現(xiàn)した。中でも現(xiàn)在のアイドル産業(yè)の先駆けと言えるのが85年にデビューした「おニャン子クラブ」だ?！袱沥绀盲葰荬摔胜毪铯いね壣工颔偿螗互抓趣恕⒈憩F(xiàn)力や歌唱力は求められず、テレビ番組との連動(dòng)、キャラクター設(shè)定やファンとのコミュニケーションを通じて有形無形の周辺市場を開拓していった。その「バージョン2．0」と言えるのがAKB48である。

韓國の流行文化も日本や歐米の影響を受けたもので、1990年代にヒップホップ、ダンスなどをテーマとしたユニットが次々誕生した。韓國の特徴は、男性よりも衝動(dòng)的な消費(fèi)の特性を持つと言われる女性をターゲットにした男性アイドルユニットにも力を入れている點(diǎn)だ。また日本とは異なり、積極的に海外展開を行い収入源を拡大してきた。

「ファンコミュニティ文化」は當(dāng)初、単にお金を出してアルバムを買ってアイドルの人気ランキング上昇に貢獻(xiàn)したり、理性的に周辺製品を購入するというものだった。しかし、その後一部のファンが過激化し、追っかけや私生活への干渉、常軌を逸した「貢ぎ行為」を行うようになった。韓國では「サセンファン」として社會(huì)問題化している。

また、ベルトコンベア式にアイドルを量産する流行文化産業(yè)では、詐欺まがいの契約、高圧的なマネジメント、超過労働といった問題も日?；筏皮い?。近年、日本や韓國でタレントが精神失調(diào)をきたしたり、自殺したりといったニュースが後を絶たないのも、偶然の産物ではない。さらにはアイドルへの追っかけに夢中になり家族や自らの仕事、學(xué)業(yè)をないがしろにするという社會(huì)問題も起きている。

アイドル文化の背後にあるものを無視するのは、非現(xiàn)実的なことなのである。（翻訳?編集/川尻）