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仏メディアRFIは2日、中國でアイドル育成番組やリアリティー番組の放送が禁止されたことについて、その背景を分析したAFP通信の報道を伝えた。
仏メディア?RFI(ラジオ?フランス?アンテルナショナル)は2日、「中國はなぜ“女っぽい男”と“ファンコミュニティー”を粛正したのか」とする記事を掲載。中國でアイドル育成番組やリアリティー番組の放送が禁止されたことについて、その背景を分析したAFP通信の報道を紹介した。
AFP通信の記事はまず、「中國當局はここ數(shù)カ月に暴かれた一連の蕓能界のスキャンダルを整理するよう求めている」とし、8月に元EXOのクリス(呉亦凡/ウー?イーファン)が性的暴行によって逮捕されたこと、女優(yōu)のジェン?シュアン(鄭爽)に罰金など50億円の支払いが命じられたことを挙げた。
また、「視聴者が自分の好きな候補者に投票できるリアリティー番組は中國で非常に人気が高いものの、こうした番組はネガティブな影響を広め、一部のファンに非合理的な消費行動を促していると批判されていた」と報じた。
その上で、中國國家?guī)诓ル娨暰t局が2日、「違法行為、道徳違反を行った者を排除する」「再生回數(shù)至上論に斷固反対する」「みだりな娯楽化を斷固排斥する」「高額のギャラに斷固反対する」「業(yè)界人の管理を強化する」など8項目を定めた「通知」を発表したことを紹介。
「通知」では、テレビやネット視聴プラットフォームはアイドル育成番組やスターの子女が出演するバラエティー番組、リアリティー番組の放送が禁止された。また、不健全なファンコミュニティー文化の排除と、「娘炮(女性っぽい男性)」などの「奇形な美意識」の根絶も明記されている。
同記事は、「娘炮」は韓國のK-POPスターに觸発されて登場した概念だとし、「中國國內(nèi)での出生率低下を受けて、當局は『娘炮』の容姿の蕓能人を痛烈に批判するようになった」と分析。また、「中國國家インターネット情報弁公室はファンコミュニティーの徹底的な取り締まりに乗り出した」とし、同弁公室が蕓能人ランキングを禁止したことについて「ファンが文化的商品の質(zhì)により多くの関心を持つよう誘導し、スター追っかけ熱を下げる狙いがある」との見方を示した。
記事はまた、同弁公室がファンコミュニティーの整備について「オンライン上の政治安全の維持」と「イデオロギーの安全」に関連するとして、地方政府に注意を呼び掛けているとも伝えた。(翻訳?編集/北田)
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