中國のニュースサイトの澎湃新聞は10日、世界が注目した東京五輪は閉幕したが、その翌日の9日に世界各地から三つの注目に値する出來事が伝えられたとした。

一つは、「韓國政界における『地震』」で、1980年に韓國南西部の光州で起きた軍による民主化運動弾圧「光州事件」の証言をめぐり、名譽毀損（きそん）罪に問われた元大統(tǒng)領(lǐng)、全斗煥被告（90）の控訴審公判が光州地裁で開かれ、全被告が初めて出廷したことを取り上げた。全被告は一審で懲役8月、執(zhí)行猶予2年の有罪判決を受けたが、光州地検が量刑不當を理由に控訴していた。

記事は、韓國では樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)と李明博（イ?ミョンバク）元大統(tǒng)領(lǐng)が服役中で、任期が殘り1年を切った文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)も「青瓦臺（大統(tǒng)領(lǐng)府）の呪い」を解くためには、自らの退路を整えなければならないとした。

次に、「米國が異例にも失敗を認めた」とし、米國立衛(wèi)生研究所（NIH）のフランシス?コリンズ所長が8日、米國は新型コロナウイルスの感染抑制に「失敗している」と警鐘を鳴らしたことを伝えた。

記事によると、米國では最近、1日當たりの新規(guī)感染者數(shù)が10萬人以上と高い水準にあり、6日は12萬人を超え過去6カ月で最多となった。

最後に、日本について、「當てが外れた菅義偉首相」とし、東京五輪の開催で內(nèi)閣支持率浮揚を期待していたが、朝日新聞が7、8日に実施した全國世論調(diào)査で、菅內(nèi)閣の支持率は28％と昨年9月の発足以降、初めて3割を切ったことを取り上げた。

記事は、日本では新型コロナウイルスの新規(guī)感染者數(shù)が五輪開幕後に過去最多を更新する日が続いた一方で、ワクチン接種は先進國の中でも遅れている方だとした。（翻訳?編集/柳川）