韓國がユネスコに申請していた「韓國の干潟」が世界自然遺産に登録された。26日、韓國?KBSが伝えた。

韓國文化財庁は26日、「第44回世界遺産委員會が『韓國の干潟』の世界自然遺産への登録を最終決定した」とし、「世界遺産條約締約國194カ國のうち、投票権を持つ21カ國が満場一致で登録を決めた」と明らかにした。

今回世界自然遺産に認(rèn)定されたのは、忠清南道の舒川、全羅北道の高敞、全羅南道の新安?寶城?順天に存在する4カ所の干潟。世界遺産委員會は登録理由について、「東アジアとオセアニア地域の渡り鳥を含む、地球上の生物多様性保護(hù)のために重要で意味のある生息地として普遍的価値を認(rèn)められた」と語っているという。

ユネスコの諮問?審査機(jī)関である國際自然保護(hù)連合（IUCN）は5月、「韓國の干潟」について「地球上の生物多様性保護(hù)のために重要で意味のある生息地」であることは認(rèn)めつつ、「核心地域」（人為の影響を受けていない地域）が含まれていない點(diǎn)や、十分な「緩衝地域」（保護(hù)地域外からの影響を緩和するための地域）が存在しない點(diǎn)を理由に「記載延期」の評価を下していた。韓國で「記載延期」から「逆転登録」に成功したのは、今回が初めてだという。

これで韓國は、自然遺産では2007年に認(rèn)められた「済州の火山島と溶巖洞窟群」に続き2つ目、全體では15の世界遺産を保有することになった。

この記事を見た韓國のネットユーザーからは、「おめでとう！誇らしい」「政府の頑張りによって絶えず韓國の地位が上昇しているのは、見ていてうれしい」「干潟に生きる數(shù)多くの渡り鳥や動植物は、われわれが守るべき資産」「韓國人として美しく保てるよう努力する」「韓國にはきれいで価値のある場所がたくさんある。しっかり管理してほしい」など、喜びの聲が多く寄せられている。

一方で、「3年で3倍も高騰してるんだから、マンションも世界遺産に登録すればいい」「もともとあった場所なのに…文大統(tǒng)領(lǐng)がまた便乗してきそう」など、皮肉交じりのコメントも見られた。（翻訳?編集/丸山）