2021年7月7日、韓國メディア?韓國経済は「中國産キムチを食べる韓國…韓國産キムチを買い求める日本」と題する記事を掲載した。

記事によると、韓國では最近、中國で裸の男性が泥水のように濁った塩水で白菜を漬ける様子が映った映像が公開され、それ以降「中國産キムチ」に対する恐怖心が高まっている。ところが韓國関稅庁の輸出入貿(mào)易統(tǒng)計(jì)によると、今年5月の中國産キムチの輸入量は2萬1147トンで、6カ月間（今年1～6月）の韓國産キムチの輸出量（2萬2100トン）とほぼ同じ水準(zhǔn)だった。

記事は「こうした背景にあるのは、安価な中國産キムチを諦められない飲食店の事情だ」と指摘している。韓國外食産業(yè)研究院が今年4月20日から30日にかけて、韓國の飲食店1000店を?qū)澫螭恕竿馐称髽I(yè)の中國産キムチ問題による影響実態(tài)調(diào)査」を?qū)g施したところ、中國産キムチ問題が起きる前後の輸入キムチの購入割合は47．1％から43．1％と、4．0％減にとどまった。また「輸入キムチを國産キムチに代える意向はあるか」という質(zhì)問に対しても67．9％が「ない」と答えており、そのうち53．2％が理由として「國産キムチの単価の高さ」を挙げたという。

その一方で、韓國産キムチは品質(zhì)競(jìng)爭力を武器に海外での反応が上々で、特に日本で人気があるという。韓國農(nóng)林畜産食品部によると、今年1～6月のキムチ類の輸出額は8680萬ドル（約96億円）を記録。昨年同期の7230萬ドル（約80億円）に比べて20．1％増加した。中でも日本は最も多い4480萬ドル（約50億円、昨年同期比24．4％増）で、全體輸出額の半分を超えている。これは、新型コロナウイルス拡散の影響により健康食品の需要が増えたためとみられている。

記事は「韓國人は安価な中國産キムチを食べ、良いキムチは日本など海外に出ている」と指摘。専門家は「こうした狀況を変えるため、國産キムチ認(rèn)証制度を拡大し、白菜など原材料の価格が暴騰した際に政府が國産キムチ使用店にインセンティブ（奨勵(lì)金）を與えるという案を検討するべき」と話したという。

これを受け、韓國のネット上では「韓國人が韓國産キムチ食べられないなんておかしい話」「だから中國に『キムチの元祖は中國』と言われてしまう」「日本人は高くても衛(wèi)生的な韓國産キムチを好むのに、韓國の飲食店では非衛(wèi)生的かもしれない中國産キムチが客のテーブルに並べられる」「以前テレビで見たけど、同じく中國からキムチを輸入してる日米は職員が現(xiàn)地をチェックしに行っていた。韓國はその點(diǎn)が適當(dāng)。安いキムチを探す輸入業(yè)者が問題」「飲食店は目の前の利益を追求する前に、自分たちでキムチを漬けるなどした方がいい」などの聲が上がっている。

また「日本（の飲食店）ではキムチはお金を払って食べるもの。韓國も今後、変化が必要だと思う」「キムチを有料サービスにしたら、その質(zhì)も上がるのではないか」と提案する聲や、「中國産キムチの輸入を禁止して」「中國産キムチを出してる飲食店の情報(bào)をネットで共有して行かないようにするのがいい」「中國産キムチの不買運(yùn)動(dòng)をしよう」と訴える聲も見られた。（翻訳?編集/松村）