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中國で「ゆで卵を生卵にしてひよこにふ化させる」との驚きの學(xué)術(shù)論文が物議を醸す中、論文の第2著者の男性が同研究に參加したことについて「後悔している」と語った。
中國で「ゆで卵を生卵にしてひよこにふ化させる」との驚きの學(xué)術(shù)論文が物議を醸す中、論文の第2著者の男性が同研究に參加したことについて「後悔している」と語った。中國メディアの観察者網(wǎng)が28日付で伝えた。
吉林省新聞出版局が発刊した學(xué)術(shù)誌「寫真地理」の2021年3月號に「加熱した卵を生卵に戻してふ化させる実験報告」と題した論文が掲載された。第1著者は鄭州春霖職業(yè)訓(xùn)練學(xué)校の郭萍(グオ?ピン)校長、第2著者は農(nóng)場を持ち、小學(xué)校教師でもある郭太安(グオ?タイアン)氏だった。
問題の論文は「特異な學(xué)生の念力やエネルギーの伝播によりゆで卵を生卵に戻し、ひよこにふ化させる」との內(nèi)容で、「すでに40個余りの卵を生卵に戻した」「最終的に新しいひよこのふ化に成功し、熟した卵が生に戻った後の卵も同様に生命力を持つことを明らかにした」などとされている。
郭太安氏によると、今回の研究のきっかけは昨年8月。郭萍氏が親戚を通じて連絡(luò)してきて、農(nóng)場から20個の卵を20元(約330円)で買っていった。2~3日後に8つの卵が送られてきて、このうち7つが生卵、1つがゆで卵だった。
郭太安氏は、自身が擔(dān)當(dāng)したのはふ化の段階だけであり、「持ち込まれた8つの卵のうちのいくつかがふ化したということしか証明できない」と語った。また、加熱した卵が生に戻り、ふ化するということを「信じてはいない」とする一方、郭萍氏が攜帯電話を例に「私たちは以前、有線の電話を使用していたが、今ではコードレスだ??茖W(xué)の発明において、私たちが想像できることは何でも可能だ」と語ったことを挙げ、自身も科學(xué)にはまだ未知の部分があると感じていたため、今回の研究に加わったとした。
ただ、第二著者にされていたことについては「本當(dāng)に知らなかった」とし、「とんでもないこと。今後悔しても遅いが、自分が恨めしい」と語った。また、「ゆで卵を生卵に変える過程については、郭萍氏の話を聞いただけで実際に見たことはなかった」「郭萍氏とのやりとりはふ化に関することだけだった」とし、あくまで自身がかかわったのはふ化だけであり、ゆで卵を生卵に戻す部分については分からないと主張した。
郭太安氏は現(xiàn)在、教育局に自らが関與した部分についての狀況説明書を提出し、警察當(dāng)局から捜査に協(xié)力するよう求められているという。
この件について、論文の第一著者である郭萍氏は、論文の記述はすべて事実だと主張。自身が教育した學(xué)生たちは特殊な能力を持っており、空間を隔てて攜帯電話を操作して寫真を撮ることもできるとしているが、具體的な原理については「分からない」とし、ただこうした現(xiàn)象について記したかっただけだと述べている。
報道によると、郭萍氏は鄭州大學(xué)で「教育管理」と「青少年心理健康研究」の仕事に従事した経歴を持ち、関係する著作も複數(shù)著している。鄭州春霖職業(yè)訓(xùn)練學(xué)校は2018年に「幼児全脳開発」に攜わる教員を募集しており、関連の授業(yè)が行われていた可能性がある。鄭州市人社局の擔(dān)當(dāng)者はすでに調(diào)査を始めたことを明かし、「承認(rèn)された內(nèi)容以外の授業(yè)を行った場合は処分の対象になる」としている。
國営の新華社通信は26日に論評を掲載し、「このような反科學(xué)的な論文が堂々と學(xué)術(shù)誌に掲載されたのは、人々の知能を侮辱しているのか、あるいはグレーな利益の連鎖があるのか」「人を育てる教師がこのような論文を発表するとは、どのような模範(fàn)的役割を果たしているのか。一萬歩譲っても科學(xué)的な精神が欠落している」と批判。掲載した學(xué)術(shù)誌についても、「小さいところでは自らの価値を下げるものであり、大きいところでは學(xué)術(shù)の風(fēng)紀(jì)を亂し、科學(xué)技術(shù)を傷つけるものだ」と斷じた。
中國中央テレビ(CCTV)のキャスターも27日の放送でこの件に言及し、「最初に傷付けられるのは學(xué)生たち。校長がこれほどばかげた論文をでっちあげることができるとは、彼女がトップを務(wù)める學(xué)校は本當(dāng)に教育的資質(zhì)を有しているのか」「このような、明らかに審査を通過すべきでない論文がどのような経緯で発表されたのか。私たちは深く追及しなければならない。背後にどんな利益があるのか?;奶茻o稽な論文を『ふ化』させた混亂をしっかりと取り締まってほしい」とした。
なお、この騒動は中國で大きな注目を集めており、中國版ツイッター?微博(ウェイボー)のランキングでは27日に関連ワードが一時トップ10に入った。(翻訳?編集/北田)
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