米バイデン政権、中國パワーの対外「強(qiáng)制力」を警戒=米中対立は10年続く―佐橋亮東大準(zhǔn)教授

Record China    2021年4月9日(金) 6時20分

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佐橋亮東京大學(xué)準(zhǔn)教授が日本記者クラブで講演。米バイデン政権の対中戦略を分析するとともに、日本がとるべき外交政策について提言した。寫真は3月18日、アラスカ州アンカレジで行われた米中外交トップ會談。

2021年4月6日、國際政治、米中関係を?qū)熼Tとする佐橋亮東京大學(xué)準(zhǔn)教授が日本記者クラブで講演。米バイデン政権の対中戦略を分析するとともに、日本がとるべき外交政策について提言した。

同氏はバイデン政権の外交方針について、國際秩序の立て直し、同盟國との関係修復(fù)、中間層のための外交、人権重視、権威主義國家による挑戦への対応、気候危機(jī)への対応などが主題となると指摘。特に中國のパワーが持つ対外「強(qiáng)制力」への警戒感が強(qiáng)いという。

中國の強(qiáng)制力について「軍事力(抑止と対処)だけでなく、非軍事手段も含め、國際ルール、標(biāo)準(zhǔn)をめぐる動きが活発化し、〝構(gòu)造的パワー?にも通じる」と力説。米國、中小諸國、國際秩序などに対する「強(qiáng)制力」が恐れられていると強(qiáng)調(diào)した。

米國は國家安全保障戦略指針の中で、中國について「経済力、外交力、軍事力、技術(shù)力を組み合わせて、安定的で開かれた國際システムに持続的に挑戦することができる唯一の競爭相手」と定義、警戒している。

佐橋氏は、「冷戦」の定義として「二つの國が互いの不信から、相手の行動に対して協(xié)調(diào)や対話よりも、相手への反発や応酬のための政策対応を優(yōu)先させる政治的不和の狀態(tài)の継続」を挙げた。その上で、米ソ冷戦時代と異なり、米中には相互依存関係があり、イデオロギー対立もないことを理由に、米中「冷戦」との認(rèn)識を否定する言説が増していると指摘?!该字袑澚ⅰ工趣いΡ憩F(xiàn)が妥當(dāng)との見方を示した。

また米中対立は今後少なくとも10年は続くと予想した上で、デタント(緊張緩和)のタイミングについて「どちらかの國か両方の國が政治経済事情によって根本的な戦略を変えなければならないことになれば緩和の方向に向かう」と予測?!钢袊胜楣伯b黨の統(tǒng)治戦略が見直されることであり、米國なら世界戦略?覇権主義が修正されることだ」と説明した。その上で「解きほぐすにはどうしたらいいのか」考えるべき時代に來ているとし、「中間層のための外交と対中戦略が交錯し、重なり合うことが雇用に繋がれば接點(diǎn)を見いだせる」と分析した。

佐橋氏によると、米國の中間層は(1)安全保障的関心に基づく対中政策の「コスト」に敏感(2)世論調(diào)査における嫌中感に一喜一憂されない(3)押し戻しや抑止は支持するが、イデオロギー対立や介入主義を排除する―などの特徴があるという。

さらに「米國か中國のどちらにつくかとの問題は難しい。アジアと歐州は異なる。東南アジア諸國連合(ASEAN)は國によって濃淡はあるが、基本的に米中どちらにも行きたくない。韓國やインドも同様であり、米國の同盟國日本は経済では中國に依存しており、同様の立ち位置である」と解説した。(八牧浩行

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