中國(guó)國(guó)籍を取得したと報(bào)じられた韓國(guó)出身のスピードスケート?ショートトラック選手イム?ヒョジュン（24）について、所屬事務(wù)所が経緯を説明した。中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)などが7日付で伝えた。

イムの所屬事務(wù)所は6日に國(guó)籍変更についての聲明を発表し、「イム?ヒョジュンは韓國(guó)で長(zhǎng)期にわたりトレーニングができず、國(guó)籍を変更するという方法で自らのキャリアの黃金期を伸ばしたいと考えた」「彼が自らのキャリアの中でベストだと思い下した選択」などと説明した。

イムは、2018年の平昌冬季五輪のスピードスケート?ショートトラック男子1500メートルで金メダルを獲得するなど活躍したが、19年にナショナルトレーニングセンターでチームメイトの男子選手のズボンを人前で脫がせたなどとして訴えられた。一審では罰金刑（求刑は懲役1年、執(zhí)行猶予2年）が言い渡されたが、昨年11月の二審では無罪判決が出た。

韓國(guó)?聯(lián)合ニュースは、「もし最高裁で二審の無罪判決が覆された場(chǎng)合、イムは22年の北京冬季五輪出場(chǎng)を逃すことになる」と指摘。前回の五輪金メダリストとして、北京五輪に出場(chǎng)できないのは「選手として受け入れがたいこと」とした。

所屬事務(wù)所は聲明の中で「裁判中ということもあり、イムが韓國(guó)を代表して五輪で2個(gè)目の金メダルを獲得できるチャンスは大きくない。それどころか、過去2年間、彼は韓國(guó)內(nèi)のどこにおいてもトレーニングができない狀態(tài)だった。彼はただもう一度スケート靴を履きたいと考えているだけ」とした。また、イムをめぐる事件についてデマを流さないこと、國(guó)籍変更について侮辱をしないことをネットユーザーらに呼び掛けている。

しかし、韓國(guó)のネット上では「信じられない。レジェンド級(jí)の裏切りだ」「ショートトラックで韓國(guó)と中國(guó)は仲が悪い。それを知っている人が中國(guó)に帰化するなんて」「よりによって中國(guó)？もう二度と帰ってきてほしくない」「最悪だ。後できっと『韓國(guó)が戀しい』と涙のインタビューをすることになる。多額の金をもらったのだろう」「また韓國(guó)の技術(shù)流出が進(jìn)んでしまう」といった聲が寄せられるなど、批判一色になっている。

また、中國(guó)のネットユーザーからも「中國(guó)國(guó)籍というのはそんなに簡(jiǎn)単に取得できるものなのか？」「中國(guó)には來ないでほしい」「國(guó)籍を変えたらスポーツ精神が備わるとでもいうの？」「中國(guó)籍取得の理由は自分のスポーツ選手としてのキャリアを継続するため。そんな理由でいいの？」「チームメイトのズボンを脫がすような選手はいらない。もし中國(guó)代表として出場(chǎng)して金メダルを獲得したとしても恥！」など、歓迎しないという聲が大半を占めている。

観察者網(wǎng)の記事によると、現(xiàn)在、中國(guó)ショートトラック代表の監(jiān)督を務(wù)めているのは、平昌五輪當(dāng)時(shí)にイム?ヒョジュンら韓國(guó)代表を率いていたキム?ソンテ氏。また、五輪で計(jì)6個(gè)の金メダルを獲得し、同じく韓國(guó)からロシアに國(guó)籍を変更したビクトル?アンも現(xiàn)在は中國(guó)で指導(dǎo)している。（翻訳?編集/北田）