中國(guó)で実施される春節(jié)（舊正月）シーズンの特別輸送體制「春運(yùn)」をめぐり、米華字メディアの多維新聞は12日、「消えた春運(yùn)、中國(guó)人はポストコロナ時(shí)代に『自由』を再認(rèn)識(shí)」と題する記事を掲載した。

記事はまず、先月28日に春運(yùn)が始まったことを紹介し、移動(dòng)する人の數(shù)が例年を大きく下回ると予測(cè)されていることがこれまでと異なる點(diǎn)だと指摘?！袱长欷悉猡沥恧?、新型コロナウイルス感染癥の影響によるもので、當(dāng)局の提唱の下、帰省しての年越しを予定していた數(shù)千萬(wàn)人ひいては1億人を超える人が『自発的に今いる都市にとどまる』ことを選んだ可能性がある」と続け、「大勢(shì)の人の移動(dòng)による感染大爆発の危機(jī)を回避できるが、一部西側(cè)メディアはこれに著目しておらず、中國(guó)の高圧的な體制が強(qiáng)制的に人の自由な移動(dòng)を封じていることを疑っている」と論じた。

そして、中國(guó)世論、特に一般市民は過(guò)去にこうした批判に抵抗する力を持っていなかったかもしれないが、新型コロナが一切を徹底的に変えたと指摘し、「西側(cè)諸國(guó)に比べ中國(guó)は初期の一時(shí)的な混亂の後、國(guó)を挙げての防疫システムが急速に動(dòng)き始めた。中國(guó)の絶対的多數(shù)の地方が事実上、正常な生活を取り戻している」と言及。一方、「太平洋の向こう側(cè)の國(guó)」では防疫の失敗が持続的に繰り広げられ、感染癥を前に多くの人々や政権が想像を超える無(wú)知を示し、「マスクを著けない自由」のために命を投げ出したとし、「このような強(qiáng)烈な対比が西側(cè)の価値體系に対する疑念を中國(guó)人に抱かせ、世論にも変化が生じた」とした。

記事はその明らかな印として「中國(guó)のネット上で、『武漢日記』を記した作家の方方（ファンファン）氏ら自由主義の知識(shí)人への反撃が増えた」ことを挙げ、「中國(guó)の民衆(zhòng)が『防疫期間中、政府は十分によくやった』と認(rèn)識(shí)していることを示すものだ」と主張。愛(ài)國(guó)感情の宣伝が中國(guó)の多くの若者の流行になっているともして、「若者らが集まるネットのプラットフォームやコミュニティーで通常、高い視聴を誇るのは當(dāng)局ではなくネットユーザーが自ら作った作品で、それらのテーマの多くが集団主義、無(wú)私の奉仕、國(guó)力強(qiáng)大などと関係している。このような國(guó)家に対する強(qiáng)烈な自信と一體感は過(guò)去には見(jiàn)られなかった」などと説明した上で、「それ故、春運(yùn)制限などの防疫政策に西側(cè)世界が再び批判的な視線を向けても中國(guó)人はもはや弁解の側(cè)に立たなかった。中國(guó)人の『自由』という基礎(chǔ)的な価値に対する再認(rèn)識(shí)と自己定義は、西側(cè)諸國(guó)のイデオロギー分野における過(guò)去の支配的地位を解消させ、中國(guó)のますます多くのネットユーザーが西側(cè)からの非難への反論を好むようになった」と指摘した。（翻訳?編集/野谷）