2020年12月15日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、中國製の新型コロナウイルスワクチンについて、ブラジル衛(wèi)生當(dāng)局が「中國當(dāng)局の認(rèn)可基準(zhǔn)が不透明」との認(rèn)識(shí)を示したと報(bào)じた。

記事は、ブラジル國家衛(wèi)生監(jiān)督庁（ANVISA）が14日、中國衛(wèi)生當(dāng)局による新型コロナワクチンの認(rèn)可、緊急使用に関する基準(zhǔn)が不透明だとする文章を発表したことを紹介した。

そして、中國企業(yè)が開発した新型コロナワクチン「コロナバック」について、ブラジルのボルソナロ大統(tǒng)領(lǐng)がかねてより「信頼できない」との懐疑的な態(tài)度を持ってきたことを紹介する一方で、同大統(tǒng)領(lǐng)の政治的なライバルであるサンパウロ州のドリア知事が中國製ワクチンの購入を決定し、來年1月よりワクチン接種を開始する方針を示しており、先週同州にあるの研究所で「コロナバック」の生産が始まったとしている。

また、ドリア知事が15日に、「コロナバック」のテスト結(jié)果について予定より8日遅い23日に発表する見込みだと語ったこと、同州疾病コントロールセンターの責(zé)任者が結(jié)果発表遅延の理由について「151人の感染者を含めたサンプルとデータを取り込んだ上で最終報(bào)告を出すためだ」と説明したことを伝えた。

一方で、同州での「コロナバック」接種はANVISAによる承認(rèn)が得られなければ実施不可能であると紹介。ブラジル政府はすでに英オックスフォード大學(xué)と英製薬會(huì)社アストラゼネカが開発に成功したワクチン3億本を注文しているほか、さらに7000萬本のワクチンを確保するために米製薬會(huì)社ファイザーとの交渉も進(jìn)めているとした。

記事は、ANVISAが新型コロナワクチンの使用について「地政學(xué)の影響を受けないよう留意すべき」と警告しているとも伝えた。（翻訳?編集/川尻）