2020年12月14日、中國(guó)メディアの頭條新聞によると、乗客の子どもが急病となり、病院に直行すべく信號(hào)を無視した運(yùn)転手が交通違反をめぐるトラブルに巻き込まれた。

記事によると、広東省東莞市のネット配車サービスの運(yùn)転手が先日、3人連れの家族を乗せたところ、赤ちゃんが突然発作を起こして意識(shí)を失った。運(yùn)転手は急いで病院に向かったが、その際に3回にわたり信號(hào)を無視したため、警察官から交通違反を指摘され18點(diǎn)の減點(diǎn)（中國(guó)の交通違反は減點(diǎn)方式）、600元（約9500円）の罰金が科せられた。

事情を知った交通警察官から「病院からの証明を出せば処分が取り消される可能性がある」と説明された運(yùn)転手がこの家族に証明を依頼したところ、家族はなんと「われわれと信號(hào)無視は関係ない」とこの頼みを拒否。結(jié)局、警察が監(jiān)視カメラの映像などから運(yùn)転手の説明が真実であることを確認(rèn)し、処分を取り消した。運(yùn)転手は自身の行動(dòng)に「後悔していない」と語る一方で、「家族の態(tài)度は理解しかねる」と首をかしげているという。

この件について、中國(guó)のネットユーザーは「本當(dāng)に良心のない家族だな」「まるで運(yùn)転手の良心を犬のエサにでもするかのような家族の不道徳さ」「警察がちゃんと処置してくれてよかった」「家族に不利になる要素はないはずなのに、本當(dāng)に理由が分からない」などの感想を殘している。

また、「うがった見方かもしれないが、警察にはこの家族をちゃんと調(diào)べてほしい」「赤ちゃんは本當(dāng)にこの家の子どもなのだろうか」「人身売買の子かもしれないぞ」といった疑問を抱くユーザーも少なからず見られた。（翻訳?編集/川尻）