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典型的な高齢者である私にも、コロナ?ワクチン接種の番が回ってきて、何とか済ませた。心なしかコロナに打ち勝てるような気になるから不思議だ。寫真は新型コロナPCR検査センター新橋店。
新型コロナの流行を収束させ、日常を取り戻すうえで、鍵を握るのがワクチンの普及である。
典型的な高齢者である私にもワクチン接種の番が回ってきて、何とか済ませた。心なしかコロナに打ち勝てるような気になるから不思議だ。
國內(nèi)で新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した人は、現(xiàn)時點で1164萬人を超えたという。1日あたりの接種回數(shù)は約53萬回で、ペースは1週間で1割強(qiáng)アップしたとされるが、世界先進(jìn)國の水準(zhǔn)にはなお遠(yuǎn)いようだ。
この半年余り、歐米など先進(jìn)國で新型コロナウイルスのワクチン接種が本格化。普及が進(jìn)むイスラエルや米國などでコロナ禍以前の生活が戻りつつある一方、供給不足に直面する國では依然として感染拡大が続き活動が制限されるなど、ワクチンをめぐる格差が広がっているという。
英オックスフォード大研究者らのデータベース「アワー?ワールド?イン?データ」の集計によると、6月2日時點で世界全體の接種回數(shù)は累計20億回を超えた。少なくとも1回の接種を受けた人の割合は、主な國別に、イスラエル(63%)、カナダ(58.97%)、英國(58.31%)、米國(50.45%)など。日本は8.69%で、経済協(xié)力開発機(jī)構(gòu)(OECD)加盟38カ國の中で最も低い。接種ペースを上げるために、國、地方自治體、民間企業(yè)が総力を挙げて取り組んでいるが、さらなる接種拡大を期待したい。
地域別では北米が37.62%、歐州は32.36%だが、アフリカは1.87%にとどまる。世界保健機(jī)関(WHO)は、アフリカ全體の感染者數(shù)が増加傾向にあるとして、接種が進(jìn)んでいる國に対し、「ワクチンを供與し、アフリカの最も弱い人々が重癥になるのを防いでほしい」と呼び掛けている。
こうした中、政府はワクチンの國家戦略を策定した。次の感染癥のパンデミック(世界的大流行)に備え、外交?安全保障の観點からも、國産ワクチンを速やかに実現(xiàn)できる開発?生産體制を築くという。
感染癥の大流行は國民の命や健康を脅かすだけでなく、経済や社會に大きなリスクとなることがコロナ禍で判明した。ところが國産ワクチンはまだ実現(xiàn)していない。ノーベル賞級の研究者を多く輩出している科學(xué)立國?日本として殘念なことである。
ワクチンの開発?生産體制が一般の治療薬と同じだと実用化で後れをとってしまうとされる。今回、海外製ワクチンを?qū)毪工腚Hにも國內(nèi)での治験にこだわり、審査?承認(rèn)が長引いたという。國家戦略では柱の一つに薬事承認(rèn)プロセスの迅速化が盛り込まれた。法改正など制度改革に早急に著手してほしい。
今回の國家戦略では世界最高レベルのワクチン研究開発拠點の整備も掲げられたが、當(dāng)然のことであろう。大學(xué)や研究機(jī)関が持つ研究成果やバイオ技術(shù)を調(diào)べ、産官學(xué)が一體になって実用化につなげる仕組みこそが重要といえよう。
生産を擔(dān)う製薬業(yè)界の協(xié)力も欠かせない。ワクチンは薬価制度の枠外で企業(yè)にとって投資リスクが大きい。米國や英國が実施したように國が買い上げを約束し、開発段階から資金を支援する手法が參考になろう。
<直言篇160>
■筆者プロフィール:立石信雄
1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)(現(xiàn)オムロン株式會社)取締役。1995年代表取締役會長。2003年相談役。 日本経団連?國際労働委員長、海外事業(yè)活動関連協(xié)議會(CBCC)會長など歴任?!弗蕙庭弗幞螗趣违惟`ベル賞」といわれるSAM(Society for Advancement of Management)『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM(日本経営近代化協(xié)會)名譽(yù)會長。エッセイスト。
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