近年、世界的に人気が高まっている中國ドラマだが、テレビ放送やネット配信が行われている國と地域はすでに200を超え、輸出される映像コンテンツのうち7割を占めるほどの成長を示している。

最新の撮影技術(shù)を?qū)毪筏坑钞嫢欹佶毪蚊坤筏び诚瘠?、豊富な歴史素材を壯大なスケールで描くストーリーなど、近年ではその魅力が世界中に屆いている中國ドラマ。特にアジア各國での人気は高く、最初に火が點(diǎn)いたタイでは昨年、テレビ各局で放送される中國ドラマの數(shù)が年間100作品を突破した。中國では誰もが知る名裁判官「包青天」こと包拯（ほう?じょう）を描く作品は、同國でも根強(qiáng)い人気を持つほか、ファンタジーや武俠時(shí)代劇にも人気が集中している。

アフリカでは「ST Kungfu」「ST Sino Drama」といった中國ドラマを扱うチャンネルが現(xiàn)在、37カ國で普及しており、ユーザー數(shù)は1300萬戸を突破。シリーズ化された現(xiàn)代ドラマ「歓楽頌」（Ode to Joy）の人気が高く、メーンキャストがタンザニアを訪問している。

中東では「花千骨～舞い散る運(yùn)命、永遠(yuǎn)の誓い～」などの武俠ファンタジー時(shí)代劇をはじめ、「平凡的世界」など社會(huì)派ドラマも人気。今年、新型コロナウイルスの影響によって“ステイホーム”が世界各國に広まったが、これをきっかけに中國ドラマ人気が飛躍的に伸びた國も多い。

映像美と壯大なスケール、飛び切りの美男美女が織りなすストーリーなど見どころの多い中國ドラマだが、その陰に制作側(cè)の多大な努力や創(chuàng)意工夫が垣間見えるところも魅力の一つだ。中國では映像コンテンツに対する政府機(jī)関の検閲が行われ、歴史作品なら特定の王朝の醜態(tài)を描くことや、宮廷や後宮での権力抗?fàn)帳蚰苛ⅳ郡护毪长趣蚪袱郡?、さらに最近では話?shù)の削減も行われている。そんな次々と変わるルールに柔軟に対応し、なおかつ面白い作品を生み出し続けるアイデアも稱賛される要因となっている。（提供/anomado）