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中國メディアの澎湃新聞は18日、救急車の中で撮影された動畫がネットユーザーの間で物議を醸したことを紹介した。
中國メディアの澎湃新聞は18日、救急車の中で撮影された動畫がネットユーザーの間で物議を醸したことを紹介した。
その動畫とは、中國河南省の醫(yī)師らが搬送される患者のそばでバナナを食べている様子を撮影したもの。見た人からは「救急車を降りるまで待てなかったのだろうか」「処置に支障が出るということは?」といった批判や懸念の聲が上がる一方、「(食事を取る)時間があれば救急車の中でもバナナを食べたりするだろう」「醫(yī)師や看護師は食事をする必要がないとでも言うのか」という擁護の聲も聞かれたそうだ。
この件で取材を受けた當事者の李建朝(リー?ジエンチャオ)醫(yī)師(阜外華中心血管病醫(yī)院、河南省人民醫(yī)院心臓中心體外循環(huán)科副主任)は、その時の患者が危険な狀態(tài)を脫してECMO(エクモ。體外式膜型人工肺)を必要としなくなっていたことを報告した上で、「今回の搬送は遠方の病院からの緊急要請だった」と説明。李醫(yī)師によると、急性心筋梗塞の患者に心停止が起きたが、患者の地元の病院には治療のための十分な條件が整っておらず、電話で要請を受けて片道210キロという距離にある現(xiàn)場に2時間余りかけて到著し、そこで患者へのECMO裝著などの処置に再び約2時間を費やした。病院に戻る際には全員が體力を消耗し、空腹を抱えていたが、停車して食事を取ることは不可能だったため途中にあったスーパーでバナナとパン、水を急ぎ買い求めたそうだ。當時、患者の容體は落ち著いていたが、「それでも常に狀況をチェックしていた」と李醫(yī)師は話している。
一方、患者の息子も「病院に戻る途中にバナナを食べるのは何でもないこと。當時、私も車內で付き添っていました」と話し、「醫(yī)療スタッフの皆さんは午前中に駆け付けてくれ、水も飲まず、さらに車內ではずっと父のデータについて説明してくれました。そして病院に戻ると手術です」「醫(yī)療スタッフの皆さんのことを誤解しないでほしい。父の命の恩人なのです」と感謝の気持ちを語っている。(翻訳?編集/野谷)
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