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中國では、日本憲法の改正について大々的に報(bào)じられた。國際問題化させる意図があるのかもしれない。しかし中國の日本脅威論はまだまだ終わらないようだ。
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中國では、日本憲法の改正について大々的に報(bào)じられた。國際問題化させる意図があるのかもしれない。しかし中國の日本脅威論はまだまだ終わらないようだ。ついに「ネトウヨ」という言葉をニュースで報(bào)じ、安倍晉三首相や田母神俊雄氏を支持している人に対する批判まで始めた。だが、本當(dāng)に日本批判をしているのかは微妙なところである。自國批判である可能性もあるからだ。
【その他の寫真】
■中國と田母神俊雄氏
先日、記事「『安倍首相、憲法96條改正に意欲』を大々的に報(bào)じた中國、憲法改正も國際問題化するのか」で、根本的には日本の國內(nèi)問題でしかない憲法改正に中國が敏感に反応、國際問題化させようとしているのではないかと指摘した。しかし中國の日本脅威論を煽るような報(bào)道はまだまだ終わらないようだ。中國の報(bào)道では今度は日本の「ネトウヨ」の批判を始めた。
ターゲットとなったのは東京都知事選に出馬した田母神俊雄氏だ。中國中央放送局(CCTV)は田母神俊雄という極右翼分子が東京都知事選で60萬票を集めたと報(bào)じている。
中國とは直接関わることのない日本の地方選挙でしかも落選した人の話題をなぜ大きく取り上げるのか、理屈から言えばおかしな話である。中國は田母神氏をかなり厄介な存在と考えているのだろう。ちなみに田母神氏の話題の際には枕詞のように論文「日本は侵略國家であったのか」の著者と紹介されている。
田母神氏への批判が一段落すると、今度は田母神氏のTwitterが人気だと紹介しているのだが、その際に「網(wǎng)絡(luò)右翼」という言葉を使っている。「網(wǎng)絡(luò)」は中國語でインターネットの意味。つまり「ネトウヨ」の直訳だ。田母神氏だけではなく、安倍首相のFacebookもネトウヨとして批判されている。
ネットでの支持そのものまで批判の材料とされるとは、なんでもかんでも材料として日本脅威論を垂れ流そうとする強(qiáng)引さにしか見えないのだが。
ちょっと気になるのはTwitterもFacebookも中國では検閲の対象で、特殊な手段をとらないかぎりアクセスできないようになっている。いわばないものにされているサイトを堂々と紹介しているわけだ。実はネトウヨ批判にかこつけて、他國には「自由にものが言える空間があるのだ」と國民に紹介しているのだろうか?!钢干AR槐」(桑の木をさして槐(えんじゅ)の木を罵る、なにかを批判する行為に、別のものを批判する暗喩を込めること)の伝統(tǒng)がある中國だけにありえない話ではない。
■日本の「右翼」批判?中國の「國粋」批判?
ちなみに中國では日本の「右翼」はとかく悪者扱いされる。中國人だけではなく、日本の中國シンパの人にとっても同じようだ。以前、日本のある大學(xué)教授が北京で講演會を開いたが、「魚釣島(日本名は尖閣諸島)を日本領(lǐng)だと思っている人は右翼という日本大好きな頭のおかしな人たちだけだから大丈夫」と耳を疑うようなことを言っていた。
その大學(xué)教授の問題はさておき、中國では「右翼」と言う言葉は政治思想的な右、左という意味から離れ、明らかな悪、軍國主義者とイコールのような意味で使われているのが現(xiàn)狀だ。
かくして日夜、日本右翼批判が繰り広げられているわけだが、これもまた「指桑罵槐」があってもおかしくはない。というのもいまだに愛國教育、イデオロギー教育が濃厚な中國だけに國粋主義的傾向の強(qiáng)さは日本以上だ。日本軍國主義の復(fù)活、日本「右翼」批判はすべて自國に跳ね返ってきそうな話である。これもCCTVの巧みな自國批判ではないだろうか…というのは考えすぎだろうか。
◆筆者プロフィール:高橋孝治(たかはし?こうじ)
日本文化大學(xué)卒業(yè)。法政大學(xué)大學(xué)院?放送大學(xué)大學(xué)院修了。中國法の魅力に取り憑かれ、都內(nèi)社労士事務(wù)所を退職し渡中。現(xiàn)在、中國政法大學(xué) 刑事司法學(xué)院 博士課程在學(xué)中。特定社會保険労務(wù)士有資格者、行政書士有資格者、法律諮詢師、民事執(zhí)行師。※法律諮詢師(和訳は「法律コンサル士」)、民事執(zhí)行師は中國政府認(rèn)定の法律家(試験事務(wù)局いわく初の外國人合格とのこと)?!篧henever北京《城市漫歩》北京日文版増刊』にて「理論から見る中國ビジネス法」連載中。
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