〈一帯一路実踐談30〉日本と中國、違いを理解しあってこそ

小島康譽(yù)    2020年8月15日(土) 16時(shí)0分

拡大

日本と中國は外國である。日本と中國は近くて遠(yuǎn)い外國、遠(yuǎn)くて近い外國。両國は距離的には近い。しかし民族?歴史?體制?文化などは遠(yuǎn)い。寫真は日中共同で大きな成果をあげたダンダンウイリク遺跡調(diào)査06年隊(duì)。

日本と中國は外國である。日本と中國は近くて遠(yuǎn)い外國、遠(yuǎn)くて近い外國。両國は距離的には近い。しかし民族?歴史?體制?文化などは遠(yuǎn)い。筆者ら日中雙方は互いに「外國」であると認(rèn)識しながら実踐してきた、と前回記した?!竿鈬工扦ⅳ胧吕蚓Aける。日本最大の中國情報(bào)サイトである「レコードチャイナ」愛読者なら百も承知のことばかりであるが…。

日本は複數(shù)政黨がそれぞれ主張を展開している。中國は共産黨の一黨獨(dú)裁と言われている。黨員の増加はつづき、今では9000萬人を超える。家族?親族?親友ふくめ5億とすれば、國民14億の4割近い、圧倒的である。民主政黨と稱される政黨も存在しているが、共産黨の圧倒的勢力の下、その影響力は小さい。習(xí)近平國家主席の中國內(nèi)での肩書は中國共産黨中央委員會(huì)総書記、中共中央軍事委員會(huì)主席、中華人民共和國主席、中華人民共和國中央軍事委員會(huì)主席の順であり、共産黨の位置づけを明確に示している。

(各地に掲げられている「習(xí)近平新時(shí)代の中國特色ある社會(huì)主義…を深く學(xué)び貫徹しよう」)

日本では國會(huì)議員も直接選挙。中國で國會(huì)にあたる全國人民代表大會(huì)の代表は差額選挙?間接選挙で選ばれることはよく知られている。筆者の友人で選ばれた人も多數(shù)いる。また中國の基本政治制度のひとつである中國人民政治協(xié)商會(huì)議は中國共産黨が各民族?各界?各黨派?無黨派人士と話し合い、意見を求めるための組織とされている。

日本で國旗を見る機(jī)會(huì)は少ない。筆者が子供のころは祝日に各家庭に掲げられたが、今ではスポーツの國際大會(huì)ぐらいである。中國では至るところに國旗があふれている。報(bào)道にも大きな違いがある。日本では右から左まで盛沢山、中國では重要事項(xiàng)は統(tǒng)一的に報(bào)道される。

日本は何事においても內(nèi)向き、中國は外向きと大きな差がある。島國と大陸國の違いから生じているのだろうか。300年近い鎖國の日本、列強(qiáng)に侵略された近代中國、といった歴史の影響だろうか。日本は外交下手、中國は外交上手といえる。納得される方も多いだろう。

李克強(qiáng)副総理〈當(dāng)時(shí)?中央〉も出席した「一帯一路」先駆けの中國-亜歐博覧會(huì))

2010年GDPで中國は日本を追い越し世界第2の経済大國になった。これが中國の自信につながっている。中國の立ち位置が変わった。中國共産黨結(jié)黨100周年の2021年、中華人民共和國建國100周年の2049年に向かって、外交政策をトウ小平が使用したとされる「韜光養(yǎng)晦」(力蓄え時(shí)を待つ)から「奮発有為」(勇んで事をなす)に転じた。世界2大國は米中である。アメリカを抜くのが目標(biāo)であろう。一方で成熟期の日本の経済成長はごく僅か。

これらは一例にすぎないが、日本と中國は民族?歴史?體制?言語?思想などが異なる外國であるとしっかりと認(rèn)識することこそが、日中WIN-WINのために重要ではないだろうか。

■筆者プロフィール:小島康譽(yù)


浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國獻(xiàn)男子ほんわか日記」
<新疆は良いところ>小島康譽(yù) 挨拶―<新疆是個(gè)好地方>
書籍はこちら(amazon)
小島康譽(yù)氏コラム

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報(bào)を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜