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日本で有名な中國(guó)の小説の一つに『三國(guó)志』が挙げられる。斉斉哈爾大學(xué)の顔坤さんは、「三國(guó)志」の中に日本の魅力を見(jiàn)出したようだ。寫(xiě)真は諸葛亮などを祭る成都市の武候祠。
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日本で有名な中國(guó)の小説の一つに『三國(guó)志』が挙げられる。斉斉哈爾大學(xué)の顔坤さんは、「三國(guó)志」の中に日本の魅力を見(jiàn)出したようだ。以下は顔さんの作文。
最近たまたま「英雄たちの夜明け」という題名の歌を聞いた。そして『三國(guó)志』という日本のアニメを思い出した。そのアニメは中國(guó)の三國(guó)時(shí)代についてのもので、有名な小説『三國(guó)志演義』に基づいて、「英雄たちの夜明け」「長(zhǎng)江燃ゆ」「遙かなる大地」の三つの部分に分かれている。その三つは蜀漢の歴史を主に三國(guó)の変遷をたくみに語(yǔ)っている。くわしく戦闘の激しさを描きながら、人物の性格と英雄の姿も生生しく描いている。本當(dāng)に立派なアニメだと思う。
雑誌「週刊文春」は2005年に、日本人が一番尊敬している世界の100人について調(diào)査した。結(jié)果は、中國(guó)人で挙がったのは諸葛孔明と孔子だ。諸葛孔明は28位、孔子は87位だった。日本人は諸葛孔明を敬愛(ài)している。なぜなら、日本人は「優(yōu)秀な才能を持って忠誠(chéng)を盡くす悲劇の英雄」という人物像が好きだから。
三國(guó)時(shí)代の文化と日本文化のつながりを考えてみると、似ている點(diǎn)がある。日本文化においては、「忠君愛(ài)國(guó)」の思想は大切なことだ。三國(guó)の武將は自分の主君に忠誠(chéng)を盡くすことがよくある。その忠実さが好きなのだ。一方で、三國(guó)時(shí)代には規(guī)模の大きな戦があって、その激しさが人をひきつけている?!袱饯螘r(shí)代にいればよかったな。英雄になりたいものだ」と思うことがきっとあるだろう。このようにして、その時(shí)代の英雄も人々のアイドルになったと思われる。
日本の作家?吉川英治は、1948年に『三國(guó)志演義』を踏まえて小説『三國(guó)志』を発表した。吉川『三國(guó)志』は、原作を踏まえながら書(shū)き換えて、すばらしい小説になった。そして『三國(guó)志』は日本でさらに人気を得た。吉川『三國(guó)志』から三國(guó)志についての漫畫(huà)やアニメやゲームなどがいろいろできた。特にゲームは、現(xiàn)代になって日本人ばかりでなく、ほかの國(guó)の人にも大歓迎されている。たとえば、「真?三國(guó)無(wú)雙」ゲームシリーズの作品は、今まででもう450萬(wàn)部以上買(mǎi)われているという。とても人気がある作品である。このような作品はまだたくさんある。中國(guó)人もそれらの作品を愛(ài)好している。
多くの中國(guó)の青年は、日本の三國(guó)志ゲームをしたことで、三國(guó)志の本を読みたいと思うようになった。三國(guó)志の物語(yǔ)を改めて整理して、もっと理解しやすいような形式にした日本の先輩たちに「ありがとう」と感謝したい。実は今、中國(guó)の若者たちはスマホとコンピューターに溺れるばかりだ。中國(guó)の伝統(tǒng)文化にまったく興味がない。歴史についてのゲームに伝統(tǒng)文化の重要性を感じるというのは時(shí)代の哀しみではないか。ある人が京都大學(xué)で學(xué)生にテストをしたと聞いた。テストの內(nèi)容は、ランダムに學(xué)生たちに三國(guó)志のあまり有名ではない武將の名前を質(zhì)問(wèn)することだった。驚いたのは、質(zhì)問(wèn)された學(xué)生たちはすぐ答えた。それは、日本人がもう三國(guó)志を自分のものにしていること表している。それが日本の魅力となっている。
日本人は優(yōu)秀な外來(lái)文化を自分のものにするのが得意である。たくさんの文化を吸収し改良して、自分たちの獨(dú)特な文化を作った。身近な例をあげれば、カレーである。カレーは、昔インドからイギリスを経て日本に伝來(lái)した。それから日本人はカレーの作り方を改良して、いろいろな味のカレーを作り出した。そして最終的にカレーは日本の特徴的な飲食文化になった。日本人の三國(guó)志に対する態(tài)度も同じだ。他人の長(zhǎng)所を?qū)Wび、消化して自分のものにするようになった。カレーから三國(guó)志まで、日本の魅力はまさしくこれだと思う。(提供/日本僑報(bào)社?編集/北田)
※本文は、第十四回中國(guó)人の日本語(yǔ)作文コンクール受賞作品集「中國(guó)の若者が見(jiàn)つけた日本の新しい魅力」(段躍中編、日本僑報(bào)社、2018年)より、顔坤さん(斉斉哈爾大學(xué))の作品「日本人の『三國(guó)志熱』」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報(bào)社の許可を得て掲載しています。
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