〈一帯一路実踐談22〉1993年代表団20余招聘開始 百聞は一見に…

小島康譽    2020年6月20日(土) 16時30分

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新型コロナ以前に「爆買い」が流行語となった。中國人観光客が大量に來日、その買物ぶりだけが注目されていたが、筆者は「爆體験」と捉えていた。寫真は名古屋城での新疆政府主席?経営者代表団。

一帯一路」は「中國の覇権戦略」として報じられることが多い?!敢粠∫宦贰工辖U済の道、政治の道であるが、同時に文化の道、國際協(xié)力の道でもあると筆者は捉えている。その要衝である新疆ウイグル自治區(qū)での國際協(xié)力実踐談を連載中。機(jī)會を與えて下さったレコードチャイナには深謝している。

世界には約200の國家がある。民族は約3300と言われている。それぞれの歴史?宗教?文化?體制?國益……は異なる。相互理解はたいへん困難である。インターネットなどの発展は相互理解を推進(jìn)している一方で、相互理解をより複雑化しているともいえる。

(NHKで調(diào)印する新疆政府副主席?文物界代表団)

日中関係は改善へ動き出しているが、これまでギクシャクした関係を繰り返している。相互理解は難しい。相互理解には直に會うのが一番と考え、1993年から新疆の各種団體を招いている。一部は団體と共同招聘。政府?行政?文化?文物?教育?経済?児童など多方面で、20を超える。日本人からすると中國には獨特の考え方があると思えるように、中國人からすれば日本には獨特の考え方がある。日本のことを正確に知る中國人は多いとはいえない。日本を訪れることは「百聞は一見に如かず」である。

新型コロナ以前に「爆買い」が流行語となった。中國人観光客が大量に來日、その買物ぶりだけが注目されていたが、筆者は「爆體験」と捉えていた。日本人の姿を肌で実體験する機(jī)會である。一方、メディアでしか中國を知らない多くの日本人が彼ら観光客に接することは中國人を知る機(jī)會にもなっている。これまた「百聞は一見に如かず」である。

(上野で夕食前の児童?生徒代表団)

こぼれ話は山とある。富士山5合目で登るのを諦めたこと、不慣れな日本食で腹をこわした人、名古屋駅で1人下車せず京都から戻るまで一行20人が待ったこと、福岡の盛り場で日本人酔客から絡(luò)まれたこと、小樽の鮨屋でワサビ大量巻ばかり食べ店を驚かせた人、持參したウイグル料理の調(diào)味料「ズーラン」が麻薬と疑われ成田空港でトラブったこと……

この実踐談を読まれ、中國奧地の新疆で世界的文化遺産保護(hù)研究や人材育成などを40年ちかく実行したのは「本當(dāng)?」と思われた方もおられよう。腳色も誇張もない真実の記録である。掲載している寫真が何よりの証拠。もっとも昨今では寫真も容易に偽造できるようだが、78歳爺さんにその能力はない。

■筆者プロフィール:小島康譽


浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國獻(xiàn)男子ほんわか日記」
<新疆は良いところ>小島康譽 挨拶―<新疆是個好地方>
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小島康譽氏コラム

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