2020年2月17日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、米artdaily.comの記事を引用し、中國(guó)で発生した新型コロナウイルスが、世界の蕓術(shù)市場(chǎng)に大きな影響を與えていると伝えた。

記事は、中國(guó)が全力で新型コロナウイルスの感染拡大阻止に努力している中で、「基本的に世界の蕓術(shù)経済の門は閉まった」と紹介。映畫やオーケストラ公演、アートフェアなどに影響が出ていることを指摘した。

記事によると、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するための中國(guó)の措置について、蕓術(shù)品を扱う販売業(yè)者は、損失とはなるものの伝染防止のためにはやむを得ないと理解を示しているという。19年の「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」によると、18年に中國(guó)は世界第3の蕓術(shù)品市場(chǎng)となっており、670億ドル（約7兆3700億円）の蕓術(shù)品支出のうち19％を占めていた。

新型コロナウイルスが蕓術(shù)界に與えている影響について記事は、3月中旬に開(kāi)催を予定していた「アート?バーゼル香港2020」が、新型コロナウイルスのため中止になったことを紹介?！肛湁訕I(yè)者や蕓術(shù)家にとって、中國(guó)やその他の地區(qū)の顧客に作品を紹介する重要な機(jī)會(huì)が失われた」と指摘した。

さらに「中國(guó)は映畫業(yè)界にとっても重要である」と記事は説明。米國(guó)のデータ分析會(huì)社コムスコアのアナリストによると、中國(guó)の映畫市場(chǎng)は毎年90億ドル（約9900億円）に達(dá)し、北米市場(chǎng)に次ぐ規(guī)模になっている。しかし、現(xiàn)在では中國(guó)のほとんどの映畫館が閉まっており、映畫業(yè)務(wù)はほぼすべて停滯した狀態(tài)であるため、「この狀況が続けば続くほど、問(wèn)題は大きくなる」と指摘した。

このほか、中國(guó)はクラッシック音楽市場(chǎng)も急速に成長(zhǎng)していると紹介し、「業(yè)界全體が新型コロナウイルスのもたらした連鎖反応をすぐに実感するだろう」と説明。その上で、ボストン交響楽団など米國(guó)の複數(shù)の楽団の中國(guó)公演が中止になったことを伝えた。

記事はまた、中國(guó)の顧客に対する依存度が比較的低いニューヨークのメトロポリタン美術(shù)館やブロードウェイなどでも、狀況の行方を注視していると紹介。パリのルーブル美術(shù)館では、今のところ見(jiàn)學(xué)者數(shù)の減少は見(jiàn)られていないが、18年の見(jiàn)學(xué)者1000萬(wàn)人のうち中國(guó)人は80萬(wàn)人を占めていたと伝えた。（翻訳?編集/山中）