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中國(guó)は4000億ドル購(gòu)入するという契約をたてに、米國(guó)に軍事産業(yè)、IT産業(yè)、航空宇宙産業(yè)からの製品を輸出させようとしているのではないでしょうか。資料寫(xiě)真。
前回は中國(guó)政府が2013年に「中國(guó)製造2025」というAIに基づいた中國(guó)の発展の構(gòu)図を公表した?jī)?nèi)容の話(huà)をしました。この「中國(guó)製造2025」のタイトルとは裏腹に、中國(guó)政府はすべての産業(yè)にAIを?qū)毪工毪趣いχ袊?guó)でしかできないような內(nèi)容の政策を公表しました。すでに5Gの技術(shù)ではアメリカを遙かに凌いでいます。イギリスはトランプの要請(qǐng)を振り切って、ファーウェイと話(huà)をすすめることにしました。ドイツもメルケルを除いて、ファーウェイ製品の導(dǎo)入に賛成です。彼らはこの技術(shù)が彼らの産業(yè)の発展に必須だと見(jiàn)抜いています。日本はアメリカのトランプに同調(diào)して、ファーウェイを排除しようとしています。ソフトバンクも方針を変更しました。
中國(guó)のこうした國(guó)家を上げての技術(shù)優(yōu)先政策はますます加速するでしょう。米中の貿(mào)易戦爭(zhēng)の第一段階がこの1月に締結(jié)され、中國(guó)が2017年の輸入額1700億ドルに上乗せして、更に2000億ドルをこの2年間で購(gòu)入する契約をしました。今までの貿(mào)易赤字の金額に相當(dāng)します。
一般的にはトランプのこうした強(qiáng)引な交渉が功を奏したと評(píng)価していますが、果たしてそうでしょうか。この貿(mào)易戦爭(zhēng)でのトランプの真意は貿(mào)易赤字の解消ではありません。中國(guó)のフェアでない取引慣行、知財(cái)の竊盜を排除しようとすることが彼の意図です。それでは今回の契約で、中國(guó)はどうアクションをとるのでしょうか。大豆とかエネルギーの輸入をしようにも4000億ドルもこの2年間で輸入できません。アメリカもそれほどの量を輸出はできないでしょう。
今、中國(guó)では豚の疫病で、豚の數(shù)が減っています。ですから、輸入しても大豆をすべて消費(fèi)することは不可能です。それでは習(xí)近平は何を考えてこうした協(xié)定をトランプと結(jié)んだのでしょうか。彼はトランプに対して、4000億ドル購(gòu)入するという契約をたてに、軍事産業(yè)、IT産業(yè)、航空宇宙産業(yè)からの製品を輸出させようとしているのではないでしょうか。
アメリカは農(nóng)業(yè)製品、エネルギー製品の他に、こうした軍事産業(yè)、IT産業(yè)、航空宇宙産業(yè)ぐらいしか輸出できるものがありません。2021年までに購(gòu)入するという契約なので、習(xí)近平の要求に対してトランプはどう判斷するのでしょうか。中國(guó)人のこうしたしたたかな智謀は長(zhǎng)い歴史のなかで培われてきたと言えます。
その智謀の一つが「三徳」です。この「三徳」とは論語(yǔ)に「智の人は惑わず、仁の人は憂(yōu)えず、勇の人は懼(おそ)れず」という言葉がありますが、そのことです。この「三徳」とは智仁勇の3つの徳からなっていて、世界を広く知るという智、相手を思いやる仁、ここ一番という時(shí)にものを言う勇気であり、この三徳とは相手を説得するための極意なのです。
この3つの徳が相絡(luò)まって、相手を説得するのです。この論語(yǔ)の背後には「孫子の兵法」という相手をどう騙すかという中國(guó)の恐ろしい戦術(shù)があります。次回はこの「三徳」について説明します?!笇O子の兵法」はあらためて、別途、説明しようと考えています。
■筆者プロフィール:海野恵一
1948年生まれ。東京大學(xué)経済學(xué)部卒業(yè)後、アーサー?アンダーセン(現(xiàn)?アクセンチュア)入社。以來(lái)30年にわたり、ITシステム導(dǎo)入や海外展開(kāi)による組織変革の手法について日本企業(yè)にコンサルティングを行う。アクセンチュアの代表取締役を経て、2004年、スウィングバイ株式會(huì)社を設(shè)立し代表取締役に就任。2004年に森田明彥元?dú)叭招侣務(wù)撜h委員長(zhǎng)、佐藤元中國(guó)大使、宮崎勇元経済企畫(huà)庁長(zhǎng)官と一緒に「天津日中大學(xué)院」の理事に就任。この大學(xué)院は人材育成を通じて日中の相互理解を深めることを目的に、日中が初めて共同で設(shè)立した大學(xué)院である。2007年、大連市星海友誼賞受賞?,F(xiàn)在はグローバルリーダー育成のために、海野塾を主宰し、英語(yǔ)で、世界の政治、経済、外交、軍事を教えている。海外事業(yè)展開(kāi)支援も行っている。
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