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筆者は全然知らなかったのだが、臨月の妊婦さんの大きなおなかに、安産祈願をこめて、フェイスペイント用の絵具で可愛らしい絵を描くことが、ここ數(shù)年歐米から伝わり流行りつつあるとのこと。
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●マタニティペイントってご存知ですか?
【その他の寫真】
筆者は全然知らなかったのだが、臨月の妊婦さんの大きなおなかに、安産祈願をこめて、フェイスペイント用の絵具で可愛らしい絵を描くことが、ここ數(shù)年歐米から伝わり流行りつつあるとのこと。サッカーの応援でお馴染みのフェイスペイントと絡(luò)め、業(yè)界団體も設(shè)立され、普及に努めているようだ。
ざっと調(diào)べたところプロによる手書きペイント、寫真撮影、撮影データ納品というセットでおよそ3萬円から、一生に一度か二度の記念イベントとしてみれば妥當(dāng)なところではないだろうか。ここでお気づきのことと思うが、あくまでも「ペイント」ということ。
(畫像1 Google畫像検索より 正統(tǒng)派マタニティペイント)
●効果あるのか?腹に貼って痩せるシールのコマーシャル
中國のテレビを見るのが習(xí)慣の筆者は、痩せ薬の大げさで胡散臭いコマーシャルを見ていて、実際タオバオで幾らぐらいで販売されているだろうか気になり、調(diào)べてみた。ターゲットはおへそに漢方成分たっぷりの膏薬パッチを貼ることで痩せるというものだ。どうやら一般的な名稱は「大肚子貼」というらしい。(畫像2 タオバオより痩せ膏薬パッチ)
中國のお年寄り向け、情弱向け商品のコマーシャルは、日本であれば薬事法や、景品表示法で當(dāng)局にパクられそうなものばかり。しかし、すでにタオバオでは「必ず痩せる」「リバウンドなし」といった宣伝文句は禁止、自らアクセスするネットと違い、一方的に映像を送り付けるテレビコマーシャルの方があんな宣伝方法ではマズいのではないかと思うほど。大丈夫なのだろうか?よその國ながら心配になってしまう。
●中國式マタニティペイントシール絶賛発売中
その膏薬パッチとともに、かわいらしいというかフザケている「顔」のシールが一緒にタオバオの検索結(jié)果に出てきた。商品畫像はいずれも臨月の妊婦さんのおなかに描かれた変顔や、萌え顔のイラストだ。こういうものが何なのかわからない筆者は、ここではじめてマタニティペイントなるものを知り、冒頭での紹介へ繋がっていく。
この商品の一般的な名稱「ボテ腹妊婦撮影用シール」を意味する「大肚子貼畫孕婦照」というキーワードで検索すると、大量にマタニティペイント用シールが出てくる。おそらくタトゥーシールなのでマタニティペイントというよりはマタニティプリントと呼んだ方がしっくりくる。
デザインは昭和のオッサンが宴會でやる腹蕓のような人物の顔がメイン。赤ちゃんキャラは當(dāng)然だが、『ついでにとんちんかん』のようなギャグマンガ風(fēng)、萌え絵風(fēng)、さらには豚や貓といった動物キャラまでラインナップ。上記正統(tǒng)派のマタニティペイントととはまったく違うベクトルに向かっている。(畫像3、4、5 タオバオよりマタニティペイントシール)
また、このシール、腕などに貼るタトゥーシールと違い、臺紙が少し小さめのサイズとなっており、必ずしも顔の形になっていない。商品畫像のような完成形にするには、目や口などパーツごと臺紙から切り取って上手に配置しキレイに貼らなくてはならない。その結(jié)果、バランスを間違えると、「福笑い」のようなことも起こりうため、記念すべきイベントがお笑いショーになりかねない。(畫像6 タオバオより、臺紙の狀態(tài))
●北京ビキニに合わせたい
このファニーな絵柄を妊婦さんだけの楽しみにしておくのはどうも惜しい。そこで提案だが、毎年夏になると発生する、シャツをまくり上げてブヨブヨの腹を曬す「北京ビキニ」。あのオッサンたちがこのマタニティペイントシールを貼れば、みっともないと言われなくなるのではないだろうか?
コレを貼ることにより、ただのだらしないオッサンが「萌えオジ」に変身。公園で仲間と集まるときも、コオロギ自慢のように腹のマタニティペイントを自慢し合うなど「北京ビキニ」の悪評を駆逐し、逆に付加価値を生む可能性も(違う)。メタボで悩むそこの貴兄、ひとつ挑戦し、笑いを取ってみてはいかがだろうか?実は筆者、1セット注文した(笑)。到著したら筆者のTwitter(@dqnfr)で披露しようと思うのでお楽しみに。
■筆者プロフィール:巖田宇伯
1963年生まれ。景徳鎮(zhèn)と姉妹都市の愛知県瀬戸市在住。前職は社內(nèi)SE、IT企畫、IT基盤の整備を長年にわたり擔(dān)當(dāng)。中國出張中に出會った抗日ドラマの魅力にハマり、我流の中國語學(xué)習(xí)の教材として抗日作品をはじめとする中國ドラマを鑑賞。趣味としてブログを數(shù)年書き溜めた結(jié)果、出版社の目に留まり『中國抗日ドラマ読本』を上梓。なぜか日本よりも中國で話題となり本人も困惑。ブログ、ツイッターで中國ドラマやその周辺に関する情報を発信中。
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