中國(guó)が開(kāi)発した地域路線用の雙発ジェット旅客機(jī)「ARJ21」が10月末、國(guó)際線に初めて就航した。ARJ21は日本の國(guó)産初のジェット旅客機(jī)「スペースジェット（舊MRJ）」のライバルと目されていた。スペースジェットは開(kāi)発の遅れで納期の延期を5度も繰り返し、いまだにテスト飛行中だ。

【その他の寫真】

中國(guó)新聞網(wǎng)などによると、成都航空の「太陽(yáng)神鳥」マークと中國(guó)の國(guó)寶であるジャイアントパンダがデザインされたARJ21は10月26日午後、黒竜江省の哈爾浜（ハルビン）太平國(guó)際空港を離陸。1時(shí)間3分の飛行時(shí)間を経て、ロシアのウラジオストク國(guó)際空港に無(wú)事著陸した。

ARJ21は成都航空に15機(jī)納入されている。2016年6月、成都～上海間の商業(yè)路線に就航。旅客輸送量は延べ54萬(wàn)人以上で、中國(guó)內(nèi)の28都市を結(jié)ぶ。成都をメイン運(yùn)航基地とし、長(zhǎng)沙およびハルビンをオーバーナイト基地とし、全國(guó)主要都市とつながるネットワークを形成。特に東北地區(qū)では地域に広がるネットワークを初歩的に実現(xiàn)している。

成都航空公司黨委書記の湯勁董事長(zhǎng)は「ARJ21の初の國(guó)際線の開(kāi)通は成都航空による航空便商業(yè)運(yùn)航モデルの模索の新たな進(jìn)展だ。開(kāi)通成功はARJ21の商業(yè)運(yùn)航の新たな飛躍を意味する」と強(qiáng)調(diào)?！窤RJ21は3年以上飛行しているが、一度もクレームを受けたことがない。人気は予想以上だ。國(guó)際線の運(yùn)航の需要は複雑で、厳しい條件があるが、ARJ21にとっては新たな扉が開(kāi)かれた」などと話した。

一方、スペースジェットは三菱重工業(yè)の100％子會(huì)社である三菱航空機(jī)が開(kāi)発を進(jìn)めている。乗客數(shù)はARJ21とほぼ同じで、當(dāng)初計(jì)畫の90席級(jí)のほか、米國(guó)市場(chǎng)をにらんで一回り小さい70席級(jí)も最近になってラインアップに加えられた。名稱は納入遅れが続いたMRJのイメージ刷新のため、今年6月に変更となった。

YS11以來(lái)となる國(guó)産民間旅客機(jī)として2008年に全日空から受注を受けて生産を開(kāi)始したが、胴體と主翼の設(shè)計(jì)変更などが重なり、15年11月、ようやく初飛行にこぎ著けた。その後も飛行中の空調(diào)システムの不具合、機(jī)體を制御する電子機(jī)器の配置見(jiàn)直しなどが相次ぎ、13年の予定だった量産機(jī)の納入は大幅に遅れている。90席級(jí)は20年半ば、70席級(jí)は23年の納入を目指している段階だ。

スペースジェットはこれまでに約400機(jī)を受注しているが、三菱航空機(jī)は10月31日、米地域航空會(huì)社を傘下に持つ「トランス?ステーツ?ホールディングス」から最大100機(jī)を受注していた契約が解消されたと発表。先行きがさらに不安視されている。（編集/日向）