中國(guó)メディアの中國(guó)網(wǎng)は23日付の記事で、元卓球選手の福原愛(ài)さんがかつてのライバルで親友の中國(guó)選手の優(yōu)勝をSNSで祝福したことを紹介し、「現(xiàn)在の2人の人生の軌跡は大きく異なっている」と伝えた。

中國(guó)の劉詩(shī)ブン（リウ?シーウェン）が今月18～20日に成都市で行われた2019 ITTF 女子ワールドカップ（W杯）で優(yōu)勝したことを受け、福原さんは22日、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）アカウントで「おめでとう！優(yōu)勝し過(guò)ぎでしょ（泣）感服」とツイートした。劉のW杯優(yōu)勝は2009年、2012年、2013年、2015年に続き5度目だ。

記事は、「福原愛(ài)と劉詩(shī)ブンの仲が良いのは言うまでもないこと。卓球場(chǎng)ではどちらの身長(zhǎng)が高いかでいつも言い合いをしていた。しかし、ライバルかつ親友だった2人は今や全く別の人生の道を歩んでいる。劉は卓球に専念し、また一つ優(yōu)勝を勝ち取った。すべての選手をしのいで最強(qiáng)に到達(dá)しようとしている。一方、福原は引退を選び、江宏傑（ジアン?ホンジエ）と結(jié)婚。2人はたびたびバラエティー番組に出演し、家庭生活は幸せそうだ」とした。

その上で、「引退はしたものの、福原は卓球を気にかけている。そして、2人の仲も別の道を歩んだことで滯ったりはしておらず、逆にSNSで仲むつまじく頻繁にやり取りをしている。毎回のやり取りが、見(jiàn)る人を感動(dòng)させている」とし、今年4月8日に第2子を出産した福原さんの出産後初めてのツイートが、自身の子どものことではなく同月12日に誕生日を迎えた劉への祝福の言葉だったことを紹介した。また、「福原は劉が優(yōu)勝した時(shí)には欠かさず祝福の言葉を送っている」とし、以前、SNSのパスワードを忘れて自身のアカウントにログインできなかった時(shí)は、夫のアカウントからメッセージを送ったことも伝えた。

記事は、「引退は多くのファンに殘念だと思わせたが、家庭に入ることが彼女にとってより良い選択だったのだろう。プロ生活という面で、福原は一切の悔いを殘さなかった。山あり谷あり、悔しい思いをすることもあれば、感動(dòng)することもあった。そして、彼女の最大の願(yuàn)いは良妻賢母になることで、今、彼女が思い描いた理想通りに進(jìn)んでいる。しかし、別の面から見(jiàn)ると、福原は卓球に多くを費(fèi)やしてきた。14歳で世界大會(huì)に出場(chǎng)した彼女には、きっと卓球をしていく中で多くの不安があっただろう。次々と記録を塗り替えていく劉は、もしかしたら福原にとって親友であるだけでなく、チャンピオンになるという気持ちを託した存在だったのかもしれない」と論じた。

そして、「現(xiàn)在、家族4人で幸せに生活している。流ちょうな（中國(guó)語(yǔ)の）東北弁を話し、時(shí)に強(qiáng)気で時(shí)にかわいらしく、中國(guó)人に深く愛(ài)された福原。劉のように卓球界で引き続き発展することはなかったが、一男一女をもうけた彼女は人生の勝利者と言えるだろう！」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/北田）