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22日、北京市では地下鉄の車內をうろつく物乞いの問題が深刻化しており、物乞いに施しを與えるのを斷った乗客が危害を加えられるケースも散見されるという。
2013年7月22日、北京市では地下鉄の車內をうろつく物乞いの問題が深刻になっているが、最近では「物乞い集団」が現地メディアで大きく取り上げられ、話題になっている。新華網が伝えた。
組織的に物乞いを行うこのような集団は、障がい者を裝って乗客の同情を誘うばかりか、一部の物乞いは乗客から強引に金銭をもらおうとしたり、拒絶した客に暴力をふるったりするケースもあるという。彼らの収入は中國の一般給與水準から言ってもバカにならない金額であり、1人あたり月収7000?8000元(約11萬4000円?13萬円)にもなるという。これは新卒の大學生の月給の2?3倍に相當する額だ。
新京報の報道によれば、北京市の地下鉄車內では、障がい者を裝った物乞いが日常的に出沒する。ある女性は物乞いから施しを要求されて斷ったところ、スカートの中に手を突っ込まれたという。別の女性は、お金を渡さないでいたら頭を引っ張られて、摑み合いになったという。また、ある男性は少年の物乞いの要求を拒絶したら、隠し持っていた針で足を刺されたとの経験を語った。
6月末、地下鉄10號線に子供を連れて物乞いする女性が現れたが、連れている子供が毎回異なっていたことから「誘拐された子供では?」と世論の関心が高まった。この事件についてはすでに警察が介入して調査しているが、ある物乞いの話によれば、こうした子供たちは地方からお金を支払って「レンタル」した子供で、一定期間を過ぎると交替するのだという。
物乞いの問題は深刻で、地下鉄や警察官も打つ手がないようだ。ある警察官は「地下鉄1號線に集中して現れるが、多い時で10人以上いる」、「1日の取り締まりで7?8人は捕まえる」と語り、罰金を科しても大した効果がなく、すぐに戻ってくるのだと漏らした。(翻訳?編集/碧海)
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