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日韓関係が悪化する中、8月24日に韓國ソウルで「フリーハグ」を行った桑原功一さんに話を聞いた。
日韓関係が悪化する中、韓國ソウルで「フリーハグ」を行った桑原功一さんに話を聞いた。
「フリーハグ」とは、ハグをすることで平和を訴える活動だ。8月20日に韓國に入った桑原さんは、24日にソウルの光化門広場でフリーハグに臨んだ。當時、すぐそばでは安倍政権を糾弾するデモが行われていた。桑原さんは広場の片隅で目隠しをし、両手を広げて立った。足下に置かれたボードには、日韓友好のハグを呼び掛ける韓國語が記されていた。
これまで18の國?地域で活動してきた桑原さんが、2011年に初めてフリーハグを行ったのも、今回と同じソウルだった。それから8年。日韓関係は「史上最悪」と言われるほど悪化した。桑原さんはどのような思いでフリーハグに挑み、何を感じたのか。
――この時期に韓國に行き、フリーハグをしようと思われた理由を教えてください。
最近、日韓関係が非常に悪くなっており、政治的な問題が私たち市民の感情にまで影響を及ぼしてしまっているのではないかと感じていました。特にデモや不買運動などのニュースを目にすると「すべての韓國人は日本人のことが嫌いなのではないか?」と思わされてしまいます。しかし、韓國人は「日本人」を憎んでいるわけではない、それを証明するために韓國ソウルを訪れ、この企畫を?qū)g行することに決めました。
――実際にフリーハグを行う時、どのような思いを持って臨まれましたか? 近くで安倍政権を糾弾するデモが行われていたそうですが、恐怖心などはありませんでしたか?
恐怖心はありましたが、思い描いていたほど激しいデモではなかったのと、以前中國で大規(guī)模な反日デモに遭遇していたこともあって、比較的落ち著いていました。
目隠しをしてしまうと、もう自分にできることは二つしかありません?!感扭袱毪长取工取复膜长取工扦埂n^の中で何度か不安がよぎりましたが、そんなこと考えても仕方ないので、ソウル市民の皆さんを強く信じることに集中しました。
――デモが行われている場所を選んでフリーハグを行った意図は何でしょうか?
実は、當日までデモが行われる正確な場所は分からなかったので、結(jié)局フリーハグをする場所は直前に決まりました。
元々は、フリーハグをしているずっと後方でデモを行っている様子が映像で捉えられればいいと思っていました。ですが、撮影に協(xié)力してくれた人と相談して考え直し、一般市民ではなくデモに參加している方々の真意を明らかにしたいと思い、デモの目の前でやることにしました。
――今回のフリーハグは日韓のメディアに取り上げられました。それぞれの國での反響について、どのように感じましたか?
韓國ではフリーハグをしたその日のうちに、地上波のKBSテレビに取り上げられ、大変大きな反響を呼びました。私のニュースが流れる前は、ソウルの路上で韓國人男性に暴行された日本人女性についてのニュースが流れていて、韓國の良い部分も悪い部分も放送しているメディアに感心しました。
日本ではヤフーニュースに取り上げられ、5000件近くのコメントがつきましたが、ネガティブなコメントばかりでした。でも、多くの方が韓國に興味を持っているんだなと実感しました。
――何人くらいとハグできましたか? また、フリーハグの最中に印象深い出來事はありましたか?
午後6時過ぎから始めて、1時間半で約50人とハグをすることができました。印象的だったのは、多くの方から「ありがとう!」と言われたことや、「君は勇気があるね!」と褒められたこと。また、とても力強くハグをしてくださる方や、ハグした後に握手を求めてくる方も多かったです。
――日本のメディアでは、韓國の日本製品ボイコットが大きく報じられました。一方で、実際に訪れた人からは「街の様子は普段と変わらなかった」という聲も聞かれます。桑原さんから見た韓國の街の様子はいかがでしたか?
確かに街には「韓國製品を買おう」というポスターが貼ってあったり、ユニクロにはお客さんが明らかに少なかったり、飲食店には日本のビールが置いてなかったりしました。ですが、そういう部分を除いては至って普通ですし、平和です。日本人だからといって嫌な顔をされたことはありません。
フリーハグのボードを作る際、拡大コピーをするために店を訪れたのですが、店主の方が「頑張れ!」と応援してくださいました。コピー代を安くしてくれたり、ボードの作成を自ら買って出てくれたりしました。
また、韓國のKBSというテレビ局のカメラマンさんは日本が好きで、今まで5回日本に行ったことがあるそうです?!赶仍陇馊毡兢匦肖盲皮郡肖辘坤琛工趣盲筏悚盲皮い蓼筏俊?/p>
――日韓関係について、今後どのようになってほしいと思っていますか?
もちろん、関係が良くなっていってほしいです! 今の日本は、韓國を嫌うことによって政府の支持率が上がっているような気がします。そうではなく、韓國と仲良くなるような政策を行うことによって支持率が上がるような世の中になればいいなと思っています。そのために、若者はどんどん韓國を訪れ、韓國人の友達を作り、韓國文化に觸れ、これからの未來を一緒に築く大事な隣國であると思えるようになってほしいです。(取材/北田)
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