2019年7月1日、中國新聞網(wǎng)は、日本が韓國への半導(dǎo)體材料輸出規(guī)制を打ち出したことについて「傷つくのは一體誰か」として中國の有識(shí)者の見方を紹介する記事を掲載した。

記事は、日本の経済産業(yè)省が1日、スマートフォンやテレビの半導(dǎo)體などを製造する際に必要なエッチングガス（フッ化水素）、フッ化ポリイミド、フォトレジストの対韓國輸出規(guī)制を発表したと伝えた。そして、エッチングガスとフォトレジストは日本メーカーが世界シェアの90％程度を占めているため、韓國メディアからは今回の輸出規(guī)制が韓國の半導(dǎo)體メーカーに大きな打撃を與えるとの憂慮が出ているとし、中國國內(nèi)有識(shí)者の見解を紹介している。

中國社會(huì)科學(xué)院世界経済?政治研究所の倪月菊（ニー?ユエジュー）研究員は「日本は、韓國の支柱産業(yè)である半導(dǎo)體の命脈といえる三つの製品で圧力を掛ければ韓國は痛みを感じ、徴用工問題解決の一助となるはずだと認(rèn)識(shí)している」とコメントした。

中國人民大學(xué)太平洋経済研究所の陳建（チェン?ジエン）所長は、「日本には政治的な意図だけでなく、自國経済が低迷し、米國から貿(mào)易問題で圧力を受け続ける中で、半導(dǎo)體業(yè)界のライバルである韓國に打撃を與え、國內(nèi)業(yè)界を助け圧力を和らげるという経済的な狙いもある」との見方を示している。

倪氏はまた、「日本による今回の措置が日韓関係をさらに悪化させるのは必然で、韓國は今後必ずや世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）への提訴や報(bào)復(fù)措置を取るはずだ」との認(rèn)識(shí)を示すとともに、この狀況が長年契機(jī)をつかめないでいる日中韓自由貿(mào)易圏をめぐる交渉にもネガティブな影響を與え、交渉が棚上げされる可能性もあるとした。（翻訳?編集/川尻）