2019年5月30日、中國青年報は、米中貿(mào)易戦爭によって中國の若者が一致団結(jié)できたことを米國に感謝するとの記事を掲載した。

記事は、「これは皮肉ではなく、本當(dāng)に中國の若者を一致団結(jié)させてくれたことに感謝したい」と強調(diào)。多くの若者が、米國の覇権的な行為に憤慨し、中國企業(yè)支持を表明し、民族の利益を擁護(hù)する姿勢を示していることは「本當(dāng)に感動することだ」とした。

その上で、「これらの若者はコーラを飲んで育った世代で、普段は米國ドラマを好む。自由や個性を愛し、時には世の中への不平不満を表すが、貿(mào)易面で自分の國がいじめられ、利益を損なわれるのを目にした時、これらの若者には全くあいまいなところがなく、このような一致団結(jié)した精神は大きな力になる」と稱賛した。

記事によると、米國は貿(mào)易摩擦を悪化させることで、中國人を恐れさせ、混亂させようとの意図があるが、「米國の政治家の計算は間違っている」と記事は斷言?！该讎稀⒅袊魏诵牡睦妞驌碜o(hù)するとの決意、極限までの圧力に耐える力を軽く見ており、中國人の愛國心を侮っている」と主張し、歴史を見ても中國は外的な圧力が高まるとより一層団結(jié)すると論じた。

実際、中國のソーシャルメディアでは「驚くほどの一致団結(jié)が見られる」と記事は紹介。華為技術(shù)（ファーウェイ）に対する米國の攻撃に対し、多くの若者がファーウェイ支持を表明していることなどを伝えた。そして記事は、「貿(mào)易戦爭を激化させている米國の政治家は、中國の若者のこうした姿勢の背後にある一致団結(jié)を読み取っているだろうか？中國人の脅しやいじめには屈しない精神を理解しているのだろうか？」と疑問を投げ掛けた。

さらに記事は、米國による圧力で若者たちが一致団結(jié)しただけでなく、「中國世論も米國に対する見方で一致している」と紹介。覇権的な行為を批判することで一致しており、以前は米國稱賛の傾向の強かったネットユーザーでさえ「心が米國から離れる」ようになっており、「米國は今回の貿(mào)易戦爭で、國際ルールを無視する方法を取ることで、現(xiàn)実主義的な利益第一を覆っていたベールを破り、真の米國の姿を示してくれたことに感謝したい」と論じた。

最後に記事は、「貿(mào)易戦爭で中國をたたきつぶすことはできず、むしろわれわれをより愛國にし、さらに一致団結(jié)させ、イノベーションに対する自信をより深めさせ、中國をより一層強大にするだけだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）