2019年4月23日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、中國(guó)の路線バスにも日本同様のバリアフリー設(shè)備が整っている一方で、その知名度が高くない理由について論じた記事を掲載した。

記事は、ネット上でしばしば中國(guó)の路線バスと外國(guó)の路線バスとの比較が行われ、「中國(guó)のバスは身體障害者に優(yōu)しくない」という意見(jiàn)が多くのネットユーザーの共感を集めていると紹介した。実際、車(chē)いす利用者用の設(shè)備が付いた日本の路線バスが比較対象として挙げられることも少なくない。

記事によると、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）で22日、あるユーザーが「中國(guó)國(guó)內(nèi)の路線バスでもかなり前から障害者が利用しやすい便利な設(shè)備が整っている」と報(bào)告。バスの後ろ扉を開(kāi)けて折り畳み式のスロープを出し、そこから車(chē)いすの乗客がスムーズに降車(chē)する動(dòng)畫(huà)を掲載したところ、「わが國(guó)にもこんな設(shè)備があったのか、初めて見(jiàn)た」との聲が多く寄せられたという。

記事は「実際、中國(guó)でも10年余り前から多くの場(chǎng)所でバリアフリー路線バスが普及し始めている。例えば、2008年の北京五輪時(shí)には障害者用のスロープを備えた低床バスが大量に投入された。また、全國(guó)各地でもここ數(shù)年で続々と導(dǎo)入されており、運(yùn)転手や乗客が車(chē)いすの乗客を手助けする様子を至る所で見(jiàn)かけることができる」と解説した。

その一方で、「一部地域ではバリアフリー設(shè)備が重視されておらず、設(shè)備を整えたにもかかわらず正しく使用されていない都市もある」と指摘。また、「道路に設(shè)置されている點(diǎn)字ブロックの上に自転車(chē)やバイクを止める現(xiàn)象も後を絶たず、このような狀況が間接的に多くの人がバリアフリー設(shè)備に対して『見(jiàn)たことがない』と感じさせる要因になっている可能性がある」と伝えた。（翻訳?編集/川尻）