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J-20ステルス戦闘機(jī)のチーフエンジニアである楊偉氏は「JF-17戦闘機(jī)は今、ブロック3を生産中だ。JF-17で、さらに強(qiáng)化された情報化作戦能力が現(xiàn)実のものとなるはずだ」と言った。寫真はJF-17。
今年3月、中國で國會に相當(dāng)する両會が開會されていたときに、J-20ステルス戦闘機(jī)のチーフエンジニアである楊偉氏がインタビューを受けた?!窲F-17戦闘機(jī)は今、ブロック3を生産中だ。JF-17で、さらに強(qiáng)化された情報化作戦能力が現(xiàn)実のものとなるはずだ」と楊偉氏は言った。中國のポータルサイト新浪が伝えている。
楊偉氏によると、JF-17ブロック3の開発とバッチ生産は同時におこなわれているという。これは、おそらく裝備されるアビオニクスなどの部品(サブシステム)を開発しながら、機(jī)體を生産すること意味している。この方式ならアビオニクスなどの開発が終われば、それらを即座に機(jī)體に裝備して、すぐに引き渡すことができるようになる。
JF-17は中國とパキスタンが共同出資し開発した戦闘機(jī)だ。第4世代機(jī)に分類され、全天候型、単座、単発の多用途軽戦闘機(jī)である。
JF-17については、どれくらいの數(shù)が生産されるのかが専門家たちから注目されていた?,F(xiàn)在パキスタンの103機(jī)の他には、ミャンマーが16機(jī)を購入、ナイジェリアが3機(jī)を購入した。また、昨年のパキスタン側(cè)の報告によると、アゼルバイジャンは24機(jī)を購入する見込みで、現(xiàn)在交渉中だという。
第4世代戦闘機(jī)としては、価格が非常に安いことがJF-17戦闘機(jī)の最大の長所だ。はやい段階から輸出用として、貧しい國向けのニッチ市場が意識され、ある程度の新しい能力を持ちながら、競爭力のある価格の戦闘機(jī)になるように設(shè)計されていた。
JF-17の1機(jī)あたりの値段は、ブロック1では1500萬ドルだ。ミャンマーはJF-17ブロック2を1機(jī)あたり1600萬ドルで購入している。楊偉氏によれば、多くの國からJF-17の購入についての話がきているという。
JF-17が就役してのち、パキスタンの度重なる要求により持続的に改良がほどこされてきた。ブロック1では、積載量が増え、データリンクが新しくなりZDK-03早期警戒機(jī)との連攜が強(qiáng)化され、また空中給油能力も試されている。ブロック2では、電子戦能力が強(qiáng)化された。パキスタン側(cè)の説明では、ブロック3では、AESAレーダー、新しい電子戦システム、3軸(ロール、ピッチ、ヨー)のフライ?バイ?ワイヤー?システム、ヘッドマウントディスプレイが備えられるという。
伝えられるところによると、JF-17の機(jī)體の製造は、58パーセントがパキスタン航空コンプレックス、42パーセントが中國の成都飛機(jī)工業(yè)公司によって製造されるという。新型のAESAレーダーについては、すでに中國の南京電子技術(shù)研究所が開発している。
今年2月に、カシミール地方でインドとパキスタンの空中戦がおこっている。パキスタン側(cè)の主張によれば、2019年2月27日に、パキスタンのJ-17がインドのMiG-21とSu-30戦闘機(jī)を撃墜したとしている。一方でインドは、パキスタンが全交戦でF-16戦闘機(jī)を使用したと主張している。インド側(cè)によると、MiG-21を失ったがパキスタンのF-16を撃墜したという。インドは、早期警戒機(jī)がF(xiàn)-16戦闘機(jī)の特徴をもつ電子的な信號を記録したとし、さらにF-16が発射したとする空対空ミサイルAMRAAMの殘骸を証拠として提示している。JF-17戦闘機(jī)はAMRAAMを使用できないと考えられている。またインドはSu-30が撃墜されたことを否定している。インドは、パキスタンがF(xiàn)-16を使用したとするなら、アメリカがパキスタンにF-16売卻したときの條件に違反する可能性があると主張している。
JF-17戦闘機(jī)は、パキスタン空軍からは良好な評価を得ている。今のところ、パキスタン空軍は最大で50機(jī)のJF-17ブロック3を調(diào)達(dá)する意向だ。
■筆者プロフィール:洲良はるき
大阪在住のアマチュア軍事研究家。翻訳家やライターとして活動する一方で、ブログやツイッターで英語?中國語の軍事関係の報道や論文?レポートなどの紹介と解説をしている。月刊『軍事研究』に最新型ステルス爆撃機(jī)「B-21レイダー」の記事を投稿。これまで主に取り扱ってきたのは最新軍用航空機(jī)関連。
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