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規(guī)制の厳しい日本では、交通系シェアエコノミーは発達(dá)していない。中國(guó)では役割分擔(dān)が明確になった。1~3キロはシェアサイクル、3~10キロまではシェア電動(dòng)アシスト自転車、10キロ以上はカーシェアリングだ。
規(guī)制の厳しい日本では、交通系シェアエコノミーは発達(dá)していない。中國(guó)ではすでに役割分擔(dān)が明確になった。1~3キロまではシェアサイクル、3~10キロまではシェア電動(dòng)アシスト自転車、10キロ以上はカーシェアリングである。
これらは無人運(yùn)転と並び、モビリティ革命の最前線を擔(dān)っている。それぞれの現(xiàn)狀と問題點(diǎn)を探ってみよう。
■シェアサイクル…大手系の3つどもえ
中國(guó)シェアサイクル業(yè)界の栄枯盛衰は、実にダイナミックだった。2018年下半期の業(yè)界シェアは、ofo…70%、摩拜…25%、その他…5%と2強(qiáng)時(shí)代だった。今ではofoは夜逃げ、摩拜は生活総合サービス大手?美団に吸収された。ofo破綻の際、廃棄自転車の山や不良債権を抱えた自転車メーカー、保証金未返還の顧客など、多くの犠牲者を出した。
現(xiàn)在は、メンバーが入れ替わり、青桔単車(滴滴出行系)、哈囉単車(アリババ系)、美団単車(美団系)の3つどもえの戦いになっている。結(jié)局資金力のある大手系に集約された恰好だ。哈囉を取り上げよう。
哈囉単車…2016年に上海で設(shè)立。アリババの信用スコア「芝麻信用」650點(diǎn)以上の人に保証金を免除した。その他、臨時(shí)停車15分以內(nèi)は、時(shí)間カウントしない、公共交通の終わった深夜は無料にするなど、次々に新基軸を打ち出した。そして上位2社が混亂する中、じわじわシェアを拡大、業(yè)界トップに立つ?,F(xiàn)在の登録ユーザーは4億人、全國(guó)460都市に展開、累計(jì)走行距離は80億キロに達(dá)した。アント?グループが出資。直近では、シェア電動(dòng)アシスト自転車、ライドシェア(配車アプリ)、買い物代行、生鮮食品ECにまで手を広げている。配車アプリトップ「滴滴出行」と全面対決するつもりだろう。2021年中の上場(chǎng)がうわさされている。
■電動(dòng)アシスト付き自転車…好調(diào)もシェアサイクルの二の舞を懸念
中國(guó)の電動(dòng)アシスト付き自転車の所有量(2019年)は、2.5億臺(tái)という。別のメディアでは3609萬臺(tái)とあり、こちらの方が正確だろう。おそらく2.5億臺(tái)には、原付クラスの電動(dòng)バイクを含んでいる。
シェア業(yè)態(tài)は2017年から始まった。最新の定義(2019年4月)では、重量55キログラム以內(nèi)、出力400ワット、バッテリー電圧48ボルト、最高時(shí)速25キロメートルである。販売価格は日本円で1萬5000円から5萬円くらい。普及の中心となっているのは、販売ではなくシェアである。
シェア電動(dòng)アシスト付き自転車も、哈囉助力者、青桔電単車(滴滴出行系)、美団助力車という、シェアサイクルと同メンバーによる三つどもえである。2017年上半期、中小メーカーによる各地の動(dòng)きがあった。成都や合肥、北京などの都市で、當(dāng)局との調(diào)整が続いた。中止命令を受けたケースもあった。本格化したのは同年9月、哈囉が「哈囉助力車」アプリをスタートさせてからだ。哈囉は先行者利益を享受し、現(xiàn)在もトップを走っている。全國(guó)400都市で展開、累計(jì)走行距離は80億キロ。
2020年6月の平均利用臺(tái)數(shù)は、哈囉助力車400萬臺(tái)、青桔電単車300萬臺(tái)、美団助力車100萬臺(tái)だった。2020年中に、哈囉と青桔は100萬臺(tái)、美団は200萬臺(tái)を新たに投入した模様だ。これは一時(shí)のシェアサイクルを超えるスピードという。二の舞にならなければよいのだが。
■カーシェアリング…市場(chǎng)停滯、経営切迫
カーシェア業(yè)態(tài)は2015年、地域を絞ったテスト運(yùn)用が始まった。その後200社もの企業(yè)が手を挙げた。當(dāng)局は2017年、「汽車租賃業(yè)健康発展に関する指導(dǎo)意見」を制定した。これにより奨勵(lì)策や管理規(guī)定が明らかになると、ベンチャー投資資金が殺到した。しかし2018年には、減少に転じ、翌2019年には早くも谷底へ落ち込んだ。身売り、撤退、経営悪化する企業(yè)が相次いだのである。業(yè)界トップ企業(yè)?GoFun出行の現(xiàn)在を見ていこう。
GoFun出行は、國(guó)有交通企業(yè)?首汽集団が2016年に立ち上げたGoFun科技の運(yùn)営するカーシェアリングアプリである。業(yè)界各社が低迷する中、ファーウェイやフォルクスワーゲン、奇瑞、威馬汽車などと提攜し、極めて順調(diào)に見えた。北京、広州、成都など巨大都市を含む、全國(guó)80都市にまで展開した。そのうち40都市は直営車両で運(yùn)営し、25都市で黒字化を達(dá)成したという。
2020年10月には、2017年以來のシリーズB融資を行い、カーシェアリング事業(yè)は新しいステージに入るとアナウンスした。個(gè)人ユーザーが車を貸し出すC2Cモデルを?qū)毪?、直営からプラットフォームへの移行を目指すとした。
ところが2020年になって、この資金調(diào)達(dá)の不調(diào)が明らかとなった。さらにCEOの辭任、従業(yè)員給與の遅配、レイオフが伝えられている。稼働都市は80から50へ減少、実際は12ともいわれている。経営は切迫してきた。
■モビリティ革命…シェアリングは直近の焦點(diǎn)
GoFun出行のC2Cモデルが実現(xiàn)すれば、配車アプリとの競(jìng)合になるはずだ。マイカーという個(gè)人資源の使い道が多様化し、資本効率を高めることができる。
シェアモビリティは、中國(guó)モビリティ革命の、所有と使用に関するさまざま実験を?qū)g行中、と解釈できる。主役の自動(dòng)運(yùn)転はすぐに実現(xiàn)するわけではないため、シェアモビリティの課題は、直近の焦點(diǎn)といえるだろう。急成長(zhǎng)の電動(dòng)アシスト付き自転車と、ピンチに陥ったカーシェアリングに注目しておきたい。
■筆者プロフィール:高野悠介
1956年生まれ、早稲田大學(xué)教育學(xué)部卒。ユニー株(現(xiàn)パンパシフィック)青島事務(wù)所長(zhǎng)、上海事務(wù)所長(zhǎng)を歴任、中國(guó)貿(mào)易の経験は四半世紀(jì)以上?,F(xiàn)在は中國(guó)人妻と愛知県駐在。最先端のOMO、共同購(gòu)入、ライブEコマースなど、中國(guó)最新のB2Cビジネスと中國(guó)人家族について、ディ-プな情報(bào)を提供。著書:2001年「繊維王國(guó)上?!箹|京図書出版會(huì)、2004年「新?繊維王國(guó)青島」東京図書出版會(huì)、2007年「中國(guó)の人々の中で」新風(fēng)舎、2014年「中國(guó)の一族の中で」Amazon Kindle。
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