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日本の鉄道開業(yè)は1872年(明治5年)10月で、新橋と橫浜停車場間29キロメートルを結(jié)んだ。中國に鉄道が敷設されたのは1876年である。
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1830年、イギリスのリバプール&マンチェスター鉄道は、工業(yè)都市マンチェスターと貿(mào)易港リバプール間の約50キロメートルを蒸気機関車で時刻表を用いて定期運行する世界初の営利事業(yè)をスタートした(寫真1)。馬車と違って季節(jié)や天候に左右されず、大量?迅速かつ確実に輸送?移動することのできる鉄道は、交通事情を一変させた(交通革命)。
【その他の寫真】
1853年、アジアで初めてインドのボンベイとターネー駅間40キロメートルで鉄道が開業(yè)した。當時、インドではイギリスの植民地化が進みつつあり、イギリス資本で鉄道が建設された。日本の鉄道開業(yè)は1872年(明治5年)10月で、新橋と橫浜停車場間29キロメートルを結(jié)んだ。1854年にペリーが蒸気機関の鉄道模型を紹介し、明治時代に入ってイギリス指導で鉄道の建設が始まった。舊新橋駅は現(xiàn)在の汐留にあり、昭和時代には広大な貨物ターミナル駅があったが、現(xiàn)在は高層ビル群の中となった(舊新橋停車場鉄道歴史展示室)。また、舊橫浜駅は現(xiàn)在の桜木町にあり、現(xiàn)在の橫浜駅はまだ海で、沖に堤が築かれ線路が敷設されていった。
中國に鉄道が敷設されたのは1876年である。上海駅(寫真2、その後は上海北駅となり現(xiàn)在は上海鉄路博物館、地下鉄3號線寶山路の対面)と呉淞駅間にイギリスが鉄道を敷設した(地図1)。租界地にあった上海駅から現(xiàn)在の地下鉄3號線と同じ軌道を約15キロメートル北、ちょうど黃浦河が長江に入る位置に呉淞駅があり、大型船便が黃浦河に入るのが困難である點を補う目的でここから陸送にしたが、開業(yè)1年後に反対運動で撤去された(寫真3)。その後、1880年代には歐米列強による鉄道建設が本格化した。
東京駅舎は辰野金吾が設計、1914年(大正3年)に竣工した(寫真4)。上野駅舎は1923年(大正12年)の関東大震災で被災した初代駅舎を改築し、1932年(昭和7年)5月5日から営業(yè)開始した(寫真5)。1895年日清戦爭後の臺灣割譲から日露戦爭後の南満洲鉄道経営、1910年韓國併合以降、鉄道路建設が國策として進められ、海外にも大きな日本式の駅が建設された。その例が、舊満州地區(qū)の瀋陽(奉天)?長春(新京)駅などである?,F(xiàn)在も當時のままに補修されて現(xiàn)存しているのが瀋陽(奉天)駅である。
瀋陽(奉天)駅舎は辰野金吾の學生であった太田毅と吉田宗太郎により設計、1910年10月1日に竣工した(寫真6-1)。東京駅の4年前に建設されたが、非常に東京駅に似ていることから、辰野の指導のもとに設計されたと想像がつく。日露戦爭後租借地となった大連駅は1903年にすでに営業(yè)していたが、1937年に新駅舎(寫真6-2)が完成。上野駅に非常に似ている。偽満州國成立後に多くの日本による駅舎が作られ、現(xiàn)在でも撫順駅?金州駅?吉林市孟家駅?海林市橫道河子駅?ハルビン市香坊駅?內(nèi)モンゴル阿爾山駅などが現(xiàn)存している。203高地がある旅順駅も當時のままの駅であるが、ロシア建造物である。
植民地となった臺灣でも多くの日本式駅舎が建設された?,F(xiàn)存する最古の駅舎は新竹駅(寫真6-3)で1913年竣工している。臺中駅も1917年建設された日本人建造の駅舎である。韓國ソウル(京城)駅は日韓併合後に作られた駅舎で、1925年に竣工した(寫真6-4)。設計は辰野金吾に學んだ塚本靖であるので、東京駅に似ている。
■筆者プロフィール:工藤 和直
1953年、宮崎市生まれ。1977年九州大學大學院工學研究科修了。韓國で電子技術(shù)を教えていたことが認められ、2001年2月、韓國電子産業(yè)振興會より電子産業(yè)大賞受賞。2004年1月より中國江蘇省蘇州市で蘇州住電裝有限公司董事総経理として新會社を立上げ、2008年からは住友電裝株式會社執(zhí)行役員兼務。2013年には蘇州日商倶楽部(商工會)會長として、蘇州市ある日系2500社、約1萬人の邦人と共に、日中友好にも貢獻してきた。2015年からは最高顧問として中國関係會社を指導する傍ら、現(xiàn)在も中國関係會社で駐在13年半の経験を生かして活躍中。中國や日本で「チャイナリスク下でのビジネスの進め方」など多方面で講演會を行い、「蘇州たより」「蘇州たより2」などの著作がある。
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