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國(guó)綿第六工廠(山東省青島市李滄區(qū)四流中路46號(hào))は、鐘淵紗廠として1921年3月、滄口鎮(zhèn)に25萬(wàn)坪を有し、1923年4月に生産を開(kāi)始した。寫(xiě)真は筆者提供。
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國(guó)綿第六工廠(山東省青島市李滄區(qū)四流中路46號(hào))は、鐘淵紗廠として1921年3月、滄口鎮(zhèn)に25萬(wàn)坪を有し、1923年4月に生産を開(kāi)始した。日本人143人?中國(guó)人3400人が働き、1931年には鐘紡公大第五工廠となった。鐘紡は當(dāng)時(shí)日本では最大級(jí)の企業(yè)であり、上海?青島?天津に7カ所の工場(chǎng)を有していた。1937年12月、日中戦爭(zhēng)時(shí)に工場(chǎng)が焼失したが、1938年1月に増?zhí)镄倚郅?chǎng)長(zhǎng)となり昔のように復(fù)舊した。1945年8月には、中國(guó)紡績(jī)建設(shè)公司青島分公司に接収され、1949年10月に解放後は青島第六綿紡績(jī)廠となった。
現(xiàn)在は、創(chuàng)意産業(yè)園區(qū)(M6園區(qū))となって內(nèi)部が公開(kāi)されており、多くの事務(wù)所?工場(chǎng)建屋跡など當(dāng)時(shí)の紡績(jī)工場(chǎng)跡を見(jiàn)る事が可能である。(寫(xiě)真1)は四流中路から東に入った正門(mén)であるが、當(dāng)時(shí)と同じ門(mén)柱である。その他當(dāng)時(shí)と現(xiàn)在を比較掲載したのが(寫(xiě)真2)である。鐘淵紗廠は膠州線と滄口大馬路(四流中路)の間に、西に工場(chǎng)(寫(xiě)真3)、中央部が日本人職員住宅、東に中國(guó)人住宅を配置している。この住宅地の特徴は、冨井正憲の「東アジアにおける紡績(jī)工場(chǎng)」によると、日本人住宅側(cè)に遊園地?テニスコート?倶楽部?病院?浴場(chǎng)?売店?図書(shū)館?理髪所などがあり、付近には日本神社もあったという。中國(guó)人住宅側(cè)には、茶館?浴場(chǎng)?厠ほか、食堂?女子宿舎?公園に加え野球場(chǎng)もあった。
日本人住宅は、一戸建てや二階建て長(zhǎng)屋造りで、テラスやバルコニーも併設(shè)、內(nèi)部構(gòu)造は日本式であることが確認(rèn)できる。56棟219戸あったようだ。中國(guó)人住宅は、今は破壊されて確認(rèn)ができないが、分棟平屋型88棟732戸と記録されている。高級(jí)日本人管理職向け一戸建住宅もまだ殘っていたが、當(dāng)時(shí)の従業(yè)員への福利厚生が十分になされていたということが良く理解できる施設(shè)である(寫(xiě)真4)。
現(xiàn)在、工場(chǎng)の西隣に青島北駅があり高速鉄道の車両が停車しているが、當(dāng)時(shí)は北に荷役搬出のための滄口駅があり、現(xiàn)在も貨物駅として営業(yè)している。ホームがあることから一般乗客用の駅でもあったことも理解できる。
戦前、鐘紡(株)は日本最大規(guī)模の企業(yè)であった。世界に6萬(wàn)人の従業(yè)員、工場(chǎng)総面積で200萬(wàn)坪であったという。1903年には日本初となる社內(nèi)報(bào)「鐘紡の汽笛」を発刊している?,F(xiàn)在は「カネボウ」と社名を変更しているが、その歴史は日本工業(yè)発展とともにあった。
■筆者プロフィール:工藤 和直
1953年、宮崎市生まれ。1977年九州大學(xué)大學(xué)院工學(xué)研究科修了。韓國(guó)で電子技術(shù)を教えていたことが認(rèn)められ、2001年2月、韓國(guó)電子産業(yè)振興會(huì)より電子産業(yè)大賞受賞。2004年1月より中國(guó)江蘇省蘇州市で蘇州住電裝有限公司董事総経理として新會(huì)社を立上げ、2008年からは住友電裝株式會(huì)社執(zhí)行役員兼務(wù)。2013年には蘇州日商倶楽部(商工會(huì))會(huì)長(zhǎng)として、蘇州市ある日系2500社、約1萬(wàn)人の邦人と共に、日中友好にも貢獻(xiàn)してきた。2015年からは最高顧問(wèn)として中國(guó)関係會(huì)社を指導(dǎo)する傍ら、現(xiàn)在も中國(guó)関係會(huì)社で駐在13年半の経験を生かして活躍中。中國(guó)や日本で「チャイナリスク下でのビジネスの進(jìn)め方」など多方面で講演會(huì)を行い、「蘇州たより」「蘇州たより2」などの著作がある。
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