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26日、米華字メディア?多維新聞は、スウェーデンで発生した中國人絡みのトラブルに対して中國世論が過激な反応を示していることについて、中國による愛國教育が「もろ刃の剣」となっているとする文章を掲載した。寫真は中國國內の愛國宣伝。
2018年9月26日、米華字メディア?多維新聞は、スウェーデンで発生した中國人絡みのトラブルに対して中國世論が過激な反応を示していることについて、中國による愛國教育が「もろ刃の剣」となっているとする文章を掲載した。
文章はまず、「ある中國の學者は頻繁な災害や戦亂により、中國人の間には行為を極端に目的化し、體面や尊厳をほとんど考えないという特殊な文化が生まれたと考えている。また、中國には100年にわたる屈辱で培われた『國恥文化』も存在するため、主権にかかわる話では異常とも言える過激な反応を示す」とした。
また、「中國の文化はコネクションと感情の文化であり、事の是非やロジック、規(guī)則、秩序、法律を気にすることなく、逆に特殊性や融通を強調する。前出の學者は、中國の教育には『世界市民の意識』の育成が必要であり、民族主義文化ではなくグローバルな文化で若い世代を教育すべきだと主張している」と述べた。
続けて、「中國共産黨は現(xiàn)在、愛國主義教育に力を入れる一方で、世界主義は優(yōu)先事項の中に入れていない。9月に共産黨が北京で開いた『全國教育大會』では、愛國主義精神を児童?生徒?學生の心に根差し、共産黨を熱愛し、守るよう指導することが求められた。昨今のインターネット社會で、青年たちの思想と政府や黨が求める愛國主義との乖離(かいり)が日増しに大きくなっていることに対し危機感を抱いているという分析もある」と紹介し、「教育當局は『線を踏み越えた者』に対して全く容赦ない懲罰を與えるようになり、愛國か否かという思想の問題は、正に『敵か味方か』という対立にまでエスカレートしている」と論じた。
そして、その象徴的な事例が、一時期頻発した「精神日本人」であると指摘。さらに、「力で人を服すような、暴力的な愛國教育では効果はない。世界市民として教育を施し、自國の若者の面倒をしっかり見なければ『精神日本人』は絶えず出てくるし、愛國教育は失敗に終わる。海外のSNSの畫面に『愛國愛國』と書き込んでも何の役にも立たないのだ」と論じている。(翻訳?編集/川尻)
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