黃 文葦 2019年2月21日(木) 23時40分
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毎年中國に戻るけれど、毎回新しい発見がある。中國はまた著しく変化していくと感じる。寫真は中國の若者。
毎年中國に戻るけれど、毎回新しい発見がある。中國はまた著しく変化していくと感じる。
2月に中國に戻る前に、故郷の親友からあるお土産を買ってきてほしいと言われた。なんと日本製の爪切りである。そう言えば、近頃、來日した中國人観光客がよく日本の日用雑貨を買う。ある友人が日本旅行で大量の雑貨を買った?!袱长欷橹袊侨沼秒j貨店が作れる」と冗談を言った。靴下やボールペン?消しゴム?シャンプー等々…日用雑貨からでもMADE IN JAPANの強みが見えると言われる。數(shù)年前、中國人は日本の家電製品を欲しがっていた。私はかつて炊飯器をお土産として親友にあげた。今、お土産のサイズはだんだん小さくなっている。爪切りとか、化粧品とか。中國と日本の間を行き來する私は、荷物がだんだん軽くなってきて…日本の日用品が欲しいということは、中國人が日本の日常生活に憧れていると言える。
言うまでもなく中國では電子マネーはたいへん普及している。更に人々のライフスタイルは劇的に変化していく。若者たちが料理をせずに攜帯APPを使って宅配便で食べ物を注文し、食事を済ませる。故郷の福州で2年前に生まれたネットスーパーは、食の宅配のサービスがとても優(yōu)しいと言われる。注文してから30分以內(nèi)に食品を必ず屆ける。食べ物を配送してくれるだけではなく、「ゴミを持ち出しましょうか」と親切な配送員に聞かれる。家のゴミをも収集してくれる。そのサービスに脫帽する。つまり、現(xiàn)在中國では、攜帯APPを使えば、とても便利な生活が送れる。
都市の中、高いビルが続々生まれてくる。その裏に、人々の家屋を取り壊して立ち退くことがよくある。政府が道路や公共施設(shè)の建設(shè)案件を推進する際、立ち退きした住民に対し、補償として住宅あるいは現(xiàn)金を渡す。そして、田舎住まいの人達が急にお金持ちになった。一家で1億円以上の補償金をもらうこともよくある。大勢の人が一気に寶くじに當(dāng)たったに等しい。その大金を巡り、生々しい事態(tài)が生じる。極めて殘念だが、兄弟?親子が互いににらみ合うことがよく聞かれる。そして、そのお金をどう使えばいいか分からなくなって、しばしば子供にお金をあげる…家を取り壊して立ち退くことは、中國語で「拆遷」という。政府から補償金を獲得した家庭の子供が「拆二代」という。つまり、「拆遷」によってお金持ちの二世になる。
先日、ある日本の日本語學(xué)校で勉強している留學(xué)生が私のところへ相談にきた?!杆饯细欢坤戎埭辘稳诉_に言われている。アルバイトをする必要もないし、休日いつも旅行に行くし、高いゲームソフトが買えるし…確かにとても自由な暮らしができる。しかし、私は楽しくない…時々うつ狀態(tài)になっている。どうすればいい…」と留學(xué)生がため息をついた?!缸苑证浃辘郡い长趣蛞姢膜堡欷?、きっと人生が楽しくなるよ」と私はアドバイスをした。
「富二代」とは「富裕層の子女」である。さらに、「官二代」は政府高官や役人、地方幹部などの子女である。
攜帯のAPPをいじったら、何でも家まで屆けてくれる。努力しなくても當(dāng)たり前のように親から富の山が與えられる?!覆鸲埂父欢埂腹俣工悉嗓韦瑜Δ顺砷Lしていくのか。自分らしい人生を生きられるのだろうか。それは中國の未來に関わることである。
■筆者プロフィール:黃 文葦
在日中國人作家。日中の大學(xué)でマスコミを?qū)煿イ?、両國のマスコミに従事。十?dāng)?shù)年間マスコミの現(xiàn)場を経験した後、2009年から留學(xué)生教育に攜わる仕事に従事。2015年日本のある學(xué)校法人の理事に就任?,F(xiàn)在、教育?社會?文化領(lǐng)域の課題を中心に、関連のコラムを執(zhí)筆中。2000年の來日以降、中國語と日本語の言語で執(zhí)筆すること及び両國の「真実」を相手國に伝えることを模索している。
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