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中國に貿(mào)易戦爭を仕掛けた米國の対中圧力が新たな局面を迎え、「全方面で強化」と海外メディアが報じている。南シナ海などでの軍事的な角突き合いも激しくなる一方で、米中両大國の対立はますます鮮明になっている。寫真は米?ホワイトハウス。
2018年10月5日、中國に貿(mào)易戦爭を仕掛けた米國の対中圧力が新たな局面を迎えつつあり、「全方面で強化」と海外メディアが報じている。南シナ海などでの軍事的な角突き合いも激しくなる一方で、中國は「挑発」ととらえて猛反発。米中両大國の対立はますます鮮明になっている。
ロイター通信はこのほど、2人の米政府高官の話として「長年の対中強硬派として知られるボルトン大統(tǒng)領補佐官(國家安全保障問題擔當)が中心となって、貿(mào)易摩擦の枠を超え、サイバー活動や臺灣、南シナ海の領有権問題なども含めて、中國に対して強い姿勢を取るようトランプ大統(tǒng)領を説得した」と報道?!附襻釘?shù)週間で米國側からのさらなる強硬発言や、新たな政策措置が出てくるだろう、と政府関係者は語った」と伝えた。
こうした見方を先取りするかのように、米軍は中國を意識した軍事行動を矢継ぎ早に展開。9月23日と25日の2日にわたり、中國が軍事拠點化を進める南シナ海や東シナ海で、核兵器搭載可能な戦略爆撃機B52を飛行させた。東シナ海では航空自衛(wèi)隊とも共同訓練を行った。
中國側は「地域の緊張が高まった責任は米國の強引な外交政策にある」と抗議したが、マティス米國防長官はこれを一蹴。「もしこれが中國が(南シナ海を)軍事拠點化する前なら、爆撃機が飛んだところで(米軍基地があるインド洋の)ディエゴ?ガルシア島にでも向かったのだろう、というだけで済んでいたはずだ」と言ってのけた。
9月30日には米太平洋艦隊のイージス駆逐艦「ディケーター」が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島海域で、「航行の自由作戦」の一環(huán)として、巖礁から12カイリ以內(nèi)の海域を通過した。米CNNによると、この際、中國海軍の駆逐艦がディケーターの前方約41メートルまで接近。ディケーター側は衝突を避ける操作を強いられたという。
さらに米國は臺灣への3億3000萬ドル(約370億円)相當のF16戦闘機の部品などの売卻も承認。中國外交部の耿爽報道官は「中國の主権と安全保障の國益を損なうものだ」として、「強烈な不満」を表明した。
ロイター通信は「9月26日の國連安保理會合で、トランプ大統(tǒng)領が中國を11月6日の米中間選挙で共和黨が不利になるよう介入し、通商問題における米國の強硬姿勢に一矢報いようとしていると非難したことも圧力が新たな段階を迎えたことを示している」と指摘。中國の「影響操作」と呼ばれる問題について、「トランプ大統(tǒng)領はより多くの説明を米情報機関から受けるようになっている」と言及している。
トランプ大統(tǒng)領は最近、親密ぶりを強調(diào)していた中國の習近平國家主席について「もう友達でないかもしれない」と述べ、強くけん制。ペンス副大統(tǒng)領も4日、「世界各地で強引に影響力拡大を図っている」などと中國を批判した。(編集/日向)
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