中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は24日、「中國に対しては何もできない。先進(jìn)國は苦い果実を飲み込むしかない」と題する記事を発表し、中國が「ごみ輸入」を禁止したことに対して西側(cè)メディアが反発しているとして、中國の行動は正當(dāng)と主張した。

中國が産業(yè)ごみを含む「ごみ輸入」を始めたのは1980年だった。當(dāng)初は年間100トン以下だったが、1997年には1100萬トン、2002年には2200萬トン、05年には4300萬トンと激増した。當(dāng)初は、廃品の中から利用可能な物を取り出すなど、中國の製造業(yè)にとってコスト引き下げに役立つ面もあったが、ごみ激増による環(huán)境への負(fù)擔(dān)などの問題が深刻になった。そのため中國政府は2017年に「ごみ輸入」の禁止に乗り出した。

環(huán)球時(shí)報(bào)によると、西側(cè)では中國のごみ輸入禁止で、自國に「傷害」が発生しているとするメディアの論調(diào)が見られるという。米メディアでは「中國は世界に対して、1億1100萬トンのごみの問題を手渡した」との見出しの記事があるとして、「この種（の見出し）は明らかに、中國への恨みだ」と論じた。

記事は、「先進(jìn)國の美しい環(huán)境はまさに、彼らがごみを中國に輸出した土臺の上に築かれた」とも主張。自國における環(huán)境問題には、先進(jìn)國の環(huán)境維持の犠牲になっていた面があるとの考えを示した。

中國がごみ輸入の禁止に踏み切ったことで、最も影響を受けたのは米國で、その他の先進(jìn)國もごみ処理能力が不足しているので「ごみが都市を包囲する」?fàn)顩rに陥りつつあるという。

記事は、西側(cè)の論調(diào)すべてを批判することは避け、「西側(cè)國家もようやく現(xiàn)在になり、自ら『苦い果実を飲み込む』しかないと意識し始めた」と論じた。（翻訳?編集/如月隼人）