2018年1月19日、米華字メディアの多維新聞が、中國(guó)製造業(yè)の問(wèn)題點(diǎn)について分析する記事を掲載した。

記事は、中國(guó)には3000以上のボールペン製造企業(yè)があって、20萬(wàn)人以上が働いており、世界市場(chǎng)の80％を占めるボールペン製造大國(guó)だと紹介。しかし、2016年1月4日、李克強(qiáng)首相が「ボールペンのボールすら輸入に頼っている」と発言し、中國(guó)製造業(yè)の問(wèn)題點(diǎn)を指摘した。

そのうえで、ボールペンのボールは「小さいが高い技術(shù)が求められ、冶金や精密加工技術(shù)などの高い技術(shù)力」が必要だと指摘。わずかな誤差が滑らかさや壽命に影響し、書く時(shí)の角度や圧力も考慮して、ボールやペン先、インク入れなどを完璧に組み合わせなければならず、加工誤差は0．003ミリを超えてはならないとした。

そのため、中國(guó)では長(zhǎng)期にわたってボールを日本やドイツ、スイスなどからの輸入に頼ってきたが、2011年から研究開発をはじめ、度重なる試験と失敗を経て、5年後にようやく中國(guó)製のボール製造に成功した。

中國(guó)は2015年5月に、製造強(qiáng)國(guó)戦略の最初の10年計(jì)畫である「中國(guó)製造2025」を発表。2025年までに「製造大國(guó)」から「製造強(qiáng)國(guó)」へと変化し、2035年までには日本やドイツを超える目標(biāo)を設(shè)定した。建國(guó)100周年となる2049年には「超工業(yè)大國(guó)」となることを掲げている。

しかし記事は、「この計(jì)畫は壯大ではあるものの、現(xiàn)段階での中國(guó)製造業(yè)は「世界の第3グループ」であり、短期的には現(xiàn)狀を変えることは難しい」と指摘?！讣夹g(shù)及び産業(yè)の改革、それに製造業(yè)のグローバル競(jìng)爭(zhēng)に面して、中國(guó)にとっては大きな挑戦である」と論じた。

そのうえで、中國(guó)は長(zhǎng)年にわたって西洋から「技術(shù)封鎖」されてきたため、発展が阻害されてきたと主張。しかし、この技術(shù)封鎖ゆえに中國(guó)が獨(dú)自の「世界で最も優(yōu)れた工業(yè)システムと技術(shù)イノベーションの新システムを構(gòu)築することができた」とし、ボールペンのボールはその一例だとした。

記事は最後に、「とはいえ、中國(guó)はまだ多くの分野で遅れていることは認(rèn)めざるを得ず、中國(guó)製造のレベルを向上させるには、もっと多くの『ボールペンのペン先』問(wèn)題を解決していく必要がある」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）