2010年11月1日、中國では3分の1を超える都市が深刻なゴミ処理問題を抱えており、過去2年間、住民によるゴミ焼卻場建設(shè)反対運(yùn)動(dòng)が発生した都市は30カ所以上に及ぶという。建設(shè)賛成派住民と反対派住民が激しく対立するケースが多い中、中徳（中國）環(huán)境保護(hù)有限公司（以下、中徳環(huán)境）は「全國に推進(jìn)すべきゴミ焼卻場のモデルケースが見つかった」と発表した。北京紙?新京報(bào)が伝えた。

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山西省大同市で発生する生活ゴミは年間58萬6000トン。毎年4?5％のペースで増え続けており、市內(nèi)に數(shù)カ所あるゴミ埋立地はすでに満杯。悪臭や汚水が周囲に流れ出し、住民は耐え難い環(huán)境の中で生活していた。2008年、大同市人民政府と中徳環(huán)境は共同で4億3000萬元（約51億7000萬円）を投じ、富喬ゴミ焼卻発電所を建設(shè)。昨年11月末から現(xiàn)在までに1日1000トンのゴミを処理してきた。

ゴミ焼卻場建設(shè)に反対する住民が最も恐れるのは毒性の強(qiáng)いダイオキシンの放出。今年5月28日に実施した國家環(huán)境分析観測センターの検査によると、富喬ゴミ処理発電所のダイオキシン放出量は1立方メートルあたり0．034NACO。國家基準(zhǔn)の1NACOよりも大幅に少なく、EU基準(zhǔn)の0．1NACOよりさらに少ないことが判明した。中徳環(huán)境取締役會(huì)主席の陳澤峰（チェン?ザーフォン）氏は「しっかりした技術(shù)と管理體制があれば、都市の中心部にゴミ焼卻場を建設(shè)しても安心安全だ」と自信を示すが、建設(shè)反対派は「その管理體制が問題なのだ」と訴えている。（翻訳?編集/本郷）