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13日、在日中國人ジャーナリストの莫邦富氏は「日本人は『ものづくり世界一』の神話を疑い始めている」と題した記事を中國のブログサイトに発表した。寫真はニュージーランド?オークランドのトヨタ。
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2010年4月13日、在日中國人ジャーナリストの莫邦富(モー?バンフ)氏は「日本人は『ものづくり世界一』の神話を疑い始めている」と題した記事を中國のブログサイトに発表した。以下はその概略。
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最近、日本の経済界を2つの話題が獨占している。1つ目は、日本が間もなく國內(nèi)総生産(GDP)で中國に追い抜かれ、42年間も守ってきた「世界第2位」の座を譲り渡すことになること。そして、2つ目は日本の製造業(yè)全體に「ガラパゴス現(xiàn)象」が蔓延してきているということだ。
1990年代末までは、日本で人気の電子製品がそのまま世界のヒット商品になるという構(gòu)図だった。その典型的な例がソニーのウォークマン。日本で人気が出て間もなく世界中に広がり大流行した。だが、21世紀に入ると日本の電子製造業(yè)は勢いを失い、世界における地位も急落。例えば、攜帯電話、ノートパソコンなどを含む電子製品の出荷臺數(shù)は、2000年には全世界の約10分の1を占めていたが、2010年にはそれが25分の1から30分の1にまで減少。日本の存在感は急速に弱まった。
日本の攜帯メーカーは國內(nèi)シェアを伸ばすため、極小サイズの攜帯に多すぎるほどの機能を搭載した。何事にも完璧を求める日本社會の消費習(xí)慣がそうさせたのだ。その結(jié)果、日本の攜帯は「過剰な品質(zhì)」と「過剰な機能」でコスト高となり、世界の大多數(shù)の消費者が高価な日本製攜帯を手に入れられなくなるという事態(tài)に陥った。こうして日本の攜帯は「ガラパゴス化」し、國內(nèi)でしか売れなくなった。
こうした現(xiàn)象も攜帯電話だけにとどまっていればそれほど問題なかったのだが、これが次第に製造業(yè)全體に広がってきたことで、日本人はいても立ってもいられなくなった。ちょうどそんな時、GDPで中國に抜かれそうになり、追い打ちをかけるようにトヨタのリコール問題も発生。日本人はさらに平靜が保てなくなり、長い間信奉してきた「ものづくり世界一」の神話を疑い始めた。そして、ようやく韓國のサムスンなど後発組に目を向けるようになったのである。(翻訳?編集/NN)
●莫邦富(モー?バンフ)
作家?ジャーナリスト。1953年、中國?上海生まれ。85年に來日。「新華僑」や「蛇頭(スネークヘッド)」といった新語を日本に定著させたことでも知られる。著書に「蛇頭」「日中はなぜわかり合えないのか」「これは私が愛した日本なのか」など。
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