ロイターは3日、「中國は日本を上回り世界一の天然ガス輸入國となるだろう」と題する記事を掲載した。環(huán)境汚染に取り組んでいる中國は今年、日本に取って代わって世界最大の天然ガス輸入國となるだろう。環(huán)球時(shí)報(bào)が4日付で伝えた。

中國は石油と石炭の輸入量で世界一を誇り、天然ガスの消費(fèi)量は米國とロシアに次ぐ世界3位となっている。天然ガスの國內(nèi)生産が需要の伸びに追い付いておらず、中國の天然ガス消費(fèi)量全體の約40％は輸入によるものだ。トムソン?ロイターのデータによると、2017年、中國が輸入したパイプライン輸送の天然ガスと液化天然ガスの量は6700萬トンに達(dá)し、前年に比べ4分の1増加した。うち、液化天然ガスの輸入量は50％以上増えたという。

データによれば、中國は天然ガスの輸入量が現(xiàn)在、依然として日本を下回っている。日本の輸入量は約8350萬トンで、全てが液化天然ガスだ。しかし、2017年9月と11月に、中國の輸入量が日本を超えた。アナリストは2018年に中國の輸入量が日本を超えるだろうと指摘している。

昨年から、中國は大気汚染対策の一環(huán)として家庭や工場の「煤改気」プロジェクト（石炭の代わりに天然ガスを燃料として使う）を始めている。このため、天然ガスの輸入量が急激に増加している。中國は液化天然ガスを主にオーストラリア、カタール、マレーシアから、パイプ輸送の天然ガスを主に中央アジアとミャンマーから輸入している。このほか、中國とロシアをつなぐパイプラインの建設(shè)が進(jìn)んでいる。

長期継続契約によって液化天然ガスを輸入する國と異なり、中國は冬季のような需要拡大の時(shí)期に現(xiàn)物取引をする。その結(jié)果、アジアの液化天然ガスの現(xiàn)物市場は昨年6月から価格が倍になり、2014年11月以降の最高を記録した。（提供/環(huán)球網(wǎng)?編集/インナ）