中國で先日、上海市にある託児所「攜程托管親子園」で保育士が児童に暴行を加え、異物を食べさせたりしている様子が映った動畫が公開され、注目を集めている。同託児所は攜程コンピューター技術(shù)（上海）有限公司が、ある雑誌社の傘下である機(jī)関に管理を委託していたということが判明している。

上海市で発表された15日のニュースによると、事件発生後、市の委員會と市政府の指導(dǎo)者たちもこのたびの事件を世間を大きく揺るがす事件として重視している。また、公正な調(diào)査の展開を要求し、法律に従って厳しく責(zé)任を追及すると同時に、効果的な措置を取り、児童傷害事件の再発防止に盡力するという態(tài)度を示した。

上海市婦女児童作業(yè)委員會は15日に當(dāng)事件の調(diào)査狀況を発表した。上海市婦女連合會は傘下の機(jī)関に対しての監(jiān)督責(zé)任と管理能力が不十分であったということを示した。上海市婦女連合會の擔(dān)當(dāng)者は、當(dāng)事件の結(jié)果を深刻な教訓(xùn)として真摯（しんし）に受けとめ、當(dāng)事件の被害者である児童と両親および社會に真摯なお詫びを申し上げたいと示している。

上海市衛(wèi)生計畫生育委員會と市婦女連合會は上海市小児科病院が組織するグループを指定し、當(dāng)事件で被害を受けた児童たちに対して、身體検査とメンタルヘルスケアサービスを提供するとのことである。

當(dāng)事件を引き起こした機(jī)関である上海現(xiàn)代家庭雑誌社読者サービス部（以下「読者サービス部」）は現(xiàn)代家庭雑誌社の傘下にある機(jī)関で、現(xiàn)代家庭雑誌社は上海市婦女連合會の直屬機(jī)関で、その運営費用などは全て自分で負(fù)擔(dān)していたことが調(diào)査によって明らかになった。

調(diào)査によると、2016年1月、長寧區(qū)にある婦女連合會は、攜程コンピューター技術(shù)（上海）有限公司（以下「攜程側(cè)」と略稱する）に若手社員が多く、幼児保育の需要が高いこと、社員に対して保育サービスを提供したいという會社の意向があったことを把握したという。そこで、攜程側(cè)は上海市婦女連合會の傘下である読者サービス部に攜程托管親子園の運営を任せた。2016年2月18日、両者は正式に提攜を結(jié)び攜程托管親子園の運営を正式に開始した。2月25日、攜程托管親子園は企業(yè)外部に対しても園児の募集をしていた疑いで、長寧區(qū)教育局に運営を中止された。その後、攜程托管親子園は企業(yè)內(nèi)部のみに対して保育サービスを継続していた。

人員の欠如により、2016年3月30日、読者サービス部は上海錦霞教育情報コンサルティング有限公司（以下「錦霞公司」とする）とサービス協(xié)定を結(jié)び、錦霞公司が攜程托管親子園に対し、園長やスタッフなどの人員派遣をすることになった。

調(diào)査によると、現(xiàn)代家庭雑誌社の管理層が読者サービス部の社員に対しての管理能力が欠落しており、攜程托管親子園を運営するという方策が重大なミスだということが分かった。上海市婦女連合會共産黨支部の決定により、紀(jì)大慶氏の現(xiàn)代家庭雑誌社支部書記、社長ならびに編集長の職務(wù)を剝奪し、専門技術(shù)の部署レベルをワンランク下げ、その他の関係者に関しては規(guī)定により、職務(wù)剝奪ないしは警告処分を下した。上海市婦女連合會は現(xiàn)代家庭雑誌社に調(diào)査チームを送り、現(xiàn)代家庭雑誌社、特に読者サービス部に対して法に基づき責(zé)任をもって適切な事後処理を行うよう命じ、事件の処理が済み次第、法律の関係規(guī)定に基づき、読者サービス部を撤去するよう命じた。

上海市婦女児童工作委員會は、「攜程託児園事件」を悪質(zhì)な事件と判定し、錦霞公司やその他事件に関わった企業(yè)については、法に基づいて事件を調(diào)査した後、厳しく処分すると表明した。上海市婦女連合會は現(xiàn)在、責(zé)任を負(fù)い、事件を適切に処理すると同時に、深く反省し、改革の方向を模索している。上海市教育、民政および衛(wèi)生計畫生育などの部門は、一歩前へ踏み込み、共に保育サービス機(jī)構(gòu)の規(guī)範(fàn)や管理に関する體制を研究し整え、管理を強(qiáng)め、児童の権益を保護(hù)することによって、このような悪質(zhì)な児童傷害事件が二度と起こらないよう努めている。（提供/環(huán)球網(wǎng)?編集/黃テイ）