2017年9月28日、「第2回世界溫泉健康養(yǎng)生大會(huì)（サミット）」が中國(guó)江西省宜春市明月山で開(kāi)催された。世界7カ國(guó)から約500人が參加、2日間にわたって溫泉の現(xiàn)狀と課題について協(xié)議した。

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開(kāi)會(huì)式では主催の世界溫泉?dú)莺蝠B(yǎng)生連合會(huì)のウンベルト?ソリメネ會(huì)長(zhǎng)が「溫泉は世界中の人々の健康を増進(jìn)し、心を癒すことができる。世界中の溫泉町が情報(bào)交換し、さらに発展するよう期待したい」とあいさつした。

世界の優(yōu)良溫泉町に贈(zèng)られる「世界溫泉町アワード（最高賞）」に北海道阿寒湖溫泉を選出。北海道で溫泉リゾートチェーンを展開(kāi)する「鶴雅ホールディング」（本社釧路市阿寒湖溫泉）の大西希?取締役が表彰狀を授與された。和服姿の大西さんは「栄えあるアワードをいただき光栄です。日本の溫泉のよさを伝えたいと思います」と語(yǔ)り、古い伝統(tǒng)と多彩な泉質(zhì)を有する日本の溫泉事情を説明した。

この大會(huì)に參加したのは、日本、中國(guó)、タイ、イタリア、ドイツ、フランス、ハンガリーの7カ國(guó)。日本から、獨(dú)協(xié)醫(yī)科大學(xué)（栃木県壬生町）の寺野彰理事長(zhǎng)、高齢者福祉関連企業(yè)?フレンド（栃木県市下野市）の山口馨右會(huì)長(zhǎng)、観光経済新聞社（東京）の積田朋子社長(zhǎng)ら13人が出席した。

中國(guó)の旅遊協(xié)會(huì)溫泉旅遊分會(huì)の張?jiān)绞聞?wù)局長(zhǎng)によると、國(guó)土が日本の25倍の中國(guó)では溫泉が150以上もある。最近溫泉ブームに沸いており、その多くがテーマパーク化している。中には同時(shí)に5000人以上が入浴できる室內(nèi)溫泉もあるという。中國(guó)の溫泉は水著著用で、100％男女「混浴」。イタリア、ドイツ、ハンガリーなどヨーロッパも同様で、日本人の「入浴」のイメージとは異なる。

世界溫泉大會(huì)が開(kāi)催された明月山地區(qū)は、かつては山間の田園地帯だったが、近年大規(guī)模ホテルやリゾートマンションの建設(shè)が進(jìn)む。68度と高溫で湯量も豊富で、體に欠かせない微量元素セレンを含み、抗がん、長(zhǎng)壽、認(rèn)知癥予防などに効くという。溫泉とミネラル水飲料と併せ、長(zhǎng)壽村として知られてきた。

大會(huì)會(huì)場(chǎng)となった明月山維景國(guó)際溫泉ホテルの溫泉施設(shè)は、広大な敷地に溫泉プールや各種の浴槽があり家族連れやカップルが浮き輪やマットで楽しそうに遊んでいた。小さな魚(yú)が古い皮膚を食べて掃除をしてくれる「ドクター?フィッシュ」の浴槽もあり、入浴客に人気だった。

同ホテルなど明月山地區(qū)に3ホテルを経営し、上海にも拠點(diǎn)を持つ瀚耀國(guó)際投資ホールディングの張文社長(zhǎng)は「観光交流を通じて、日本と中國(guó)との友好関係をさらに促進(jìn)したい」と期待?！笢厝冗M(jìn)國(guó)日本からもっと學(xué)びたい」とも語(yǔ)り、日本への進(jìn)出も検討中と明かした。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。