世界2位、3位の経済大國(guó)である日中両國(guó)の貿(mào)易関係の行方は世界に影響を與える。日本メディアの報(bào)道によると、日本財(cái)務(wù)省は中國(guó)など5カ國(guó)を「特恵関稅制度」の適用対象から除外することを決定した。決定は2019年度から発効する。國(guó)際商報(bào)が伝えた。

統(tǒng)計(jì)によると、日本が2015年度に特恵稅率を適用した輸入商品の60％を中國(guó)製が占める。アナリストによると、この措置は中國(guó)のみを?qū)澫螭摔筏郡猡韦扦悉胜い?、短期的には中?guó)の対日輸出に打撃を與える。世界貿(mào)易が低迷する中、影響を受けるのは中國(guó)だけではなく、日本及び世界の貿(mào)易増加にもマイナスの影響を與える。

■世界の貿(mào)易回復(fù)にマイナス

いわゆる特恵関稅とは、他國(guó)の全てまたは一部製品の輸入に対して関稅の減免などの特恵待遇を與える制度を指す。新たな規(guī)定により、中國(guó)の他にメキシコ、ブラジル、タイ、マレーシアも特恵関稅の対象外となる。中國(guó)商務(wù)部（商務(wù)?。─悉工扦巳毡緜?cè)の動(dòng)きに注目している。沈丹陽報(bào)道官は24日の定例記者會(huì)見で「中國(guó)は依然世界最大の発展途上國(guó)だ。中國(guó)は経済規(guī)模で世界第2位だが、1人當(dāng)たりGDP、都市と農(nóng)村部の発展、社會(huì)保障などで先進(jìn)國(guó)と大きな格差があり、近代化実現(xiàn)の道は以前として遠(yuǎn)い」と指摘した。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の張季風(fēng)研究員は「現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、日本は今回計(jì)5カ國(guó)の最恵関稅待遇を取り消しており、決して中國(guó)のみを?qū)澫螭摔筏郡猡韦扦悉胜ぁ＝辘稳毡窘U済の不振及び長(zhǎng)期的な貿(mào)易赤字から見て、日本が貿(mào)易ルールの調(diào)整によって自國(guó)経済の輸入減少と改善を図った可能性は排除できない」とした。

「だが、この手法が良い効果を挙げるとは限らない」。張氏によると、世界貿(mào)易の増加が數(shù)年続けて世界経済の成長(zhǎng)を下回る中、こうした主要な貿(mào)易相手國(guó)に対する日本のマイナスの措置は、日本の現(xiàn)在の経済狀況の改善に対する効果が限定的であるだけでなく、連鎖反応をもたらし、上述の5カ國(guó)及び日本、さらには世界の貿(mào)易に悪影響をもたらしうる。

■協(xié)力が日中雙方の利益

日中貿(mào)易への具體的影響について、張氏は「こうした措置は短期的には中國(guó)の対日輸出に打撃を與えると同時(shí)に、多數(shù)の在日中本企業(yè)及び貿(mào)易に関係する日本企業(yè)にも影響を與える」と指摘した。張氏によると、日中貿(mào)易は加工貿(mào)易の占める割合が大きく、日本企業(yè)が中國(guó)で加工した製品の40％が日本へ売り戻される。天津真星紡織有限公司は日本が中國(guó)で設(shè)立したタオル加工貿(mào)易企業(yè)であり、その90％以上が日本に売り戻される。王徳勝副社長(zhǎng)は國(guó)際商報(bào)の取材に「タオルは2006年まで特恵関稅待遇を受けていたが、在中企業(yè)が通常提供するのはオフショア価格であり、殘る関稅と輸送費(fèi)は日本側(cè)が負(fù)擔(dān)する。したがって特恵関稅待遇の取り消しは日本の顧客にとって影響が大きく、在中企業(yè)の影響は主に東南アジアなどでの優(yōu)勢(shì)の相対的減少に主に表れる」とした。

だが日本政府の表面的理由は「経済的に発展した。関稅優(yōu)待の必要はない」というものだ。外部は日本の保護(hù)貿(mào)易主義の高まりに懸念を抱いている。沈丹陽氏は記者會(huì)見で「現(xiàn)在、世界経済の回復(fù)の勢(shì)いは依然弱く、國(guó)際貿(mào)易?投資は低迷している。日中は共に世界の貿(mào)易大國(guó)、重要な経済?貿(mào)易パートナーであり、両國(guó)経済は補(bǔ)完性が高い。協(xié)力発展は雙方の利益だ。雙方が共に努力し、同じ方向に向かい、日中経済?貿(mào)易の健全な発展を後押しし、世界経済の成長(zhǎng)に貢獻(xiàn)することを希望する」と強(qiáng)調(diào)した。

長(zhǎng)年、中國(guó)は日本にとって第2の輸出相手國(guó)（第1であったこともある）、第1の輸入相手國(guó)だった。一方、日本は中國(guó)にとって第5の輸出相手國(guó)だ?！溉罩薪U済は相互依存度が高く、相互包含的な関係をすでに形成している。雙方は引き続き協(xié)力を強(qiáng)化して初めてウィンウィンを?qū)g現(xiàn)できる。いかなる制限的措置も両國(guó)経済の長(zhǎng)期的発展にとってマイナスだ」と張氏は指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集NA）