日本人はどうして世界一痩せているのか?―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2016年10月21日(金) 23時0分

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世界保健機(jī)関の報告によると、日本は全世界で肥満率が低い國の一つであるだけでなく、先進(jìn)國の中でも肥満率が最も低く、今年のデータでは、なんと約4%だという。資料寫真。

世界保健機(jī)関(WHO)の報告によると、日本は全世界で肥満率が低い國の一つであるだけでなく、先進(jìn)國の中でも肥満率が最も低く、今年のデータでは、なんと約4%だという。ロマンスあふれ、バランスのとれた美にこだわるフランスでも肥満率は11%で、アメリカは32%に達(dá)している。財経網(wǎng)が伝えた。

興味深いのは、日本人は運動好きとは言えず、普段も體を鍛える習(xí)慣がない點だ。醫(yī)學(xué)誌ランセットが行った「全世界で最も運動嫌いな國」の調(diào)査によると、日本は11位にランクインし、60%以上の人が運動に対する積極度が平均レベル以下となった。どうして運動嫌いの日本人が世界で最も痩せているのだろうか?

【食生活】

■カロリーが低く、食材の組み合わせが豊富

日本人が食べる食品はあっさりしていてカロリーも低い。日本人は日常的に料理する際には、脂っこい料理や辛い調(diào)味料を使うことはほとんどない。

厚生労働省が1985年に発表した「健康づくりのための食生活指針」の中で、「一日に30種類の食材をとる」という目標(biāo)が提唱された。これにより、日本のメディアを通して、30種類の食材をとるという考えが広まり、多くの主婦がこの目標(biāo)を守って、一日の獻(xiàn)立を考えるようになった。

■お碗や皿は小さく、腹八分目に

懐石料理に代表される伝統(tǒng)的な日本料理は、非常に小さいお碗や皿を使い、料理の分量もかなり少ない。料理の種類は多いため、たくさん食べたような感覚にさせてくれる。

また、日本では「腹八分目」という考えを大切にしている。日本人は美しい器に料理を盛り付け、食べるときは急いでかきこむことはせず、腹八分目まで食べたら、食事を止める。

■出かける習(xí)慣

西洋人と比べると、日本人は散歩やサイクリングをより好む。各國の100人ごとの平均自転車所有臺數(shù)で比較しても、日本は世界で上位にランクインし、中國の順位を上回っている。

また、日本ではタクシーでの移動は非常に高額のため、いくら時間がかかったとしても、お金を節(jié)約するために歩くのが便利な移動手段だと考えられている。

そして自転車はほとんどの日本人が乗り慣れている乗り物だ。自転車は移動手段の第一候補として考えられており、學(xué)生は通學(xué)に使い、サラリーマンは電車や地下鉄の駅まで使ったり、主婦は子どもの幼稚園への送迎や買い物などに自転車を使う。

【長い通勤時間】

日本のサラリーマンは毎日の通勤時間が比較的長い。大量の人々を運ぶ交通手段が発達(dá)していることに加え、毎日歩いたり、電車に乗ったり、自転車に乗ったりして移動する時間が1?2時間にも上る。日本の過去の調(diào)査によると、平均通勤時間が長いほど、椎間板の疾病にかかるリスクは低くなるという。その原因は體が揺れる電車の中でバランスをとろうとするため、無意識のうちに體が鍛えられ、カロリーの消費量が上がるからだ。

【政府が法律を定める】

2008年4月、厚生労動省が正式に「特定検診?特定保健指導(dǎo)」の制度を?qū)g施し、法律による規(guī)定を公布した。これにより、地方自治體と企業(yè)は、毎年従業(yè)員が健康診斷する際に、40?75歳の従業(yè)員のウエストを厳密に測定しなければならない。男性のウエストは33.5インチ(85センチ)、女性のウエストは35.4インチ(90センチ)を超えてはならない。これは、國際糖尿病連合が2005年に発表した數(shù)字で、このウエストの數(shù)値以內(nèi)なら、健康な體であるとしている。

日本政府は法律を制定してサラリーマンのウエストを管理し、全國民に「ウエストを細(xì)くする」運動の目標(biāo)を制定した。4年以內(nèi)に高度肥満の人口を10%減らし、7年以內(nèi)に4分の1まで減らす。この目標(biāo)は厚生労働省が責(zé)任を持って実行させる。目標(biāo)の実現(xiàn)を推進(jìn)するために、厚生労働省ではまず國民の教育から著手し、「代謝性癥候群(メタボリックシンドローム)」という言葉を広め、多くの人に「メタボ(メタボリックシンドロームの略稱)」の危険性を知らせた。

【日本政府がダイエットを國の政策としている方法とは?】

日本政府は國民の體重増加を抑えることに盡力しているが、根本的な原因は日本の特殊な國柄にある。

高齢化少子化が日に日に悪化している國であり、長壽大國である日本は、長生きする人を深く誇りに感じているが、もし長生きしている人々が健康でなければ、高齢者自身が辛い思いをするだけではなく、將來の日本の醫(yī)療費にも全國民では支えきれないほどの負(fù)擔(dān)がかかることになる。

日本政府が考案した將來の醫(yī)療費負(fù)擔(dān)を解決するための最も基礎(chǔ)的で、実は最も重要な方法は、國民の健康を維持し、長生きした人の健康を保つことだ。

このような目標(biāo)を掲げ、日本政府はさまざまな政策を出して全國民のダイエットを奨勵し、健康的な範(fàn)囲で體重を保持させることで、心臓病や高血圧などの命にかかわる疾病を予防し、醫(yī)療費負(fù)擔(dān)を減らそうとしている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YK)

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