2016年9月5日、汚職で有罪判決を受けた中國の公務(wù)員に関して、中國メディアは「交通事故の賠償金を肩代わりし、汚職で損失取り戻す」と伝え、話題となっている。

澎湃新聞網(wǎng)によると、有罪となったのは吉林省の國有企業(yè)の関連會社に所屬する許（シュー）容疑者で、黨委書記として會社と政府の橋渡し役を擔(dān)っていた。

2010年8月下旬、許容疑者は會社から支給された乗用車を息子の戀人に貸し、息子と共に同乗。その途中で息子の戀人が事故を起こし通行人を負(fù)傷させた。その賠償金を許容疑者が肩代わりしたのだが、同年11月?翌年5月までの間、職権を利用し架空の領(lǐng)収書を作成し會社から25萬5000元（約400萬円）を橫領(lǐng)した。

汚職は內(nèi)部監(jiān)察の際に自ら白狀し、自主的に橫領(lǐng)金を返還。今年6月の一審ではこうしたことが考慮され懲役2年6カ月と25萬元（約390萬円）の罰金が言い渡された。許容疑者は「紀(jì)律違反であり、犯罪ではない」と主張し上訴したが、北京市第一中級人民法院（地裁に相當(dāng)）は、「汚職の罪に間違いはない」とし一審判決を支持した。（翻訳?編集/內(nèi)山）