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「寫(xiě)真は捉えた畫(huà)面の外側(cè)にあるものを追究しないとならない」と語(yǔ)る寫(xiě)真家の吟寂。彼の作品は、個(gè)々の被寫(xiě)體にフォーカスしているというよりも、畫(huà)面に寫(xiě)りこんだ各要素で成り立つコンポジションに重きが置かれている。
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「寫(xiě)真は単なる被寫(xiě)體の再現(xiàn)であってはならないし、時(shí)間や風(fēng)物の変遷を記録するものであってもならない。捉えた畫(huà)面の外側(cè)にあるものを追究しないとならない」と語(yǔ)る寫(xiě)真家の吟寂(インジー)。風(fēng)景寫(xiě)真を中心とした彼の作品は、個(gè)々の被寫(xiě)體にフォーカスしているというよりも、畫(huà)面に寫(xiě)りこんだ各要素で成り立つコンポジション(畫(huà)面構(gòu)成)に重きが置かれている。被寫(xiě)體の存在は薄く、あまり重要視されていないのだ。
全體に薄くベールのかかったような畫(huà)面は山水畫(huà)の幽玄の世界のようで、ぼんやりとやわらかな靜寂に包まれている。しかし、水、森、空といった背景を大きな余白に見(jiàn)立て、要所要所に置かれた被寫(xiě)體(あるいは前景)とダイナミックな対比をなして大膽な畫(huà)面構(gòu)成を形作り、シンプルながら力強(qiáng)さも秘めている點(diǎn)が大きな特徴だ。
作品のタイトルも「日暮平沙秋草亂」「舟行清淺水村晩」「帯酔扶帰」などまるで漢詩(shī)を思わせるような情緒あるものが並び、作品の世界により一層含みを持たせている。(文/山上仁奈)
●吟寂(インジー)
浙江省青田県出身。寫(xiě)真家、大學(xué)寫(xiě)真教師。中國(guó)寫(xiě)真家協(xié)會(huì)會(huì)員。代表作に「寒江空憶」「空山人語(yǔ)」「舟行清淺水村晩」など。
人民網(wǎng)日本語(yǔ)版
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