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先日、日本の小學(xué)生4833人に対して行われた調(diào)査で、およそ半數(shù)が「學(xué)校で大便をしない」と回答。理由は「友達に知られたくない」が最多だった。では、中國の學(xué)校のトイレ事情はどうなのだろうか。江西科技師範(fàn)大學(xué)の周佳鳳さんの作文を見てみよう。資料寫真。
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先日、日本の小學(xué)生4833人に対して行われた調(diào)査で、およそ半數(shù)が「學(xué)校で大便をしない」と回答。理由は「友達に知られたくない」が最多だった。では、お隣の國?中國の學(xué)校のトイレ事情はどうなのだろうか。江西科技師範(fàn)大學(xué)の周佳鳳さんは日中の違いを次のようにつづっている。
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「ブリッ、ブリブリブリッ……」という音がドアの向こうから響いてきた。この音を聞いて、私は「王さん、大丈夫?お腹壊したの?」と聲を掛けた?!缸蛉?、古いパイナップルを食べたせいかなあ、お腹が痛いの。でも、今は少し楽になったよ」と王さんの弱々しい聲が聞こえてきた。
こんな會話は中國のトイレでは決して珍しいものではない。以前、私はお腹を壊して公衆(zhòng)トイレに飛び込んだことがある。その時、10分以上も「ブリブリ」が止まらず、やっと終えて立とうとしたとき、足が痺れてちゃんと立てなかった。外でトイレを待っていた初対面のおばさんは、私を見るなりすぐに支えてくれた?!复笳煞颍郡箟菠筏郡??薬を買って飲んだほうがいいよ。若いからと言って、あんまり無茶しちゃダメだよ」と私を気遣ってくれた。そのおばさんの優(yōu)しい言葉は、私の心細さを吹き飛ばすばかりか、どんな薬よりも効果があると思った。
しかし、日本ではこんな話はあまり聞かないようだ。なぜなら、トイレの音を他人に聞かれないように、日本の女性は用を足すとき、わざと余分に水を流すそうだ。それどころか、節(jié)水のために、水の音だけが流れる擬音裝置も普及しているそうだ。でも、私はこのことが全く理解できない。トイレの音は體調(diào)のバロメーターで正常な現(xiàn)象なので、隠すことはないと思う。他人に聞かれても恥ずかしがる必要はないし、むしろ、心配してくれる人がいるからうれしい。それどころか、トイレットペーパーが足りないとき、渡してくれる人もいるかもしれない。
私の大學(xué)には、いつもきれいに化粧をしている日本人の先生がいる。その先生は、とても優(yōu)しく、上品な話し方で、學(xué)生に人気がある。でも、その先生が學(xué)校のトイレを使っているところを見たことがない。ある日、私たちは先生と一緒に屋臺でご飯を食べた。不衛(wèi)生な物を食べたせいか、みんなはお腹が痛くなってトイレへ行ったが、先生は青白い顔をして、ずっとつらいのを我慢していた。理由を聞いたら、學(xué)校のトイレは慣れない。そして、學(xué)生にトイレの音を聞かれるのが恥ずかしいとのことだった。
だから、私たちは、先生が安心してトイレに行けるように、誰も女子トイレに入らないように外で見張った。しばらくして、先生は真っ赤な顔をして恥ずかしそうにトイレから出てきた。そして、「お恥ずかしいところを見せてしまって、本當(dāng)にごめんね」と謝ってまでくれた。この先生に出會って、中國人と日本人ではトイレに対する考え方がかなり違うということが分かった。
中國の學(xué)生は授業(yè)の休憩時間にいつも友達を誘って4、5人でトイレに行く。もし友達が行かなければ、自分も行かない人が少なくない。そして、トイレで友達を待たせることも多い?!附袢栅悉沥绀盲趣工搐い椤r間がかかるかも。待っててね」という言葉もよく聞く。そして、ドアの內(nèi)側(cè)のお腹の痛い人とドアの外側(cè)で待っている人のおしゃべりが始まる。俳優(yōu)さんのうわさからネットショッピングに至るまでいろいろな話題で盛り上がる?!副井?dāng)にお腹が痛いの?」と聞きたくなるぐらいだ。
中國人は世界中のどのトイレでも使えるが、日本人はどうだろうか。先生みたいにお腹が痛くても我慢しているのだろうか。トイレは人間のために作られたものだから、人間を縛るような存在になってはいけないと思う。私が子供の頃、小學(xué)校のトイレにドアという物は存在しなかった。トイレにいると、みんなはパンツもお尻も丸見えだった。用を足す姿を友達に見られても恥ずかしくなかった。実は、トイレの音は誰の音でも大體同じだ。だから、恥ずかしがることはない。でも、日本人は自分だけ特別な音を出していると思っているのかもしれない。そうだとしたら、そんなことは気にしなくてもいい。今日も元気にトイレに行こう?。ň幖?北田)
※本文は、第十一回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「なんでそうなるの?中國の若者は日本のココが理解できない」(段躍中編、日本僑報社、2015年)より、周佳鳳さん(江西科技師範(fàn)大學(xué))の作品「今日も元気にトイレに行こう!」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。
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