中國のベビーブーム到來に、海外の國が戦々恐々とする理由

Record China    2016年2月14日(日) 7時(shí)30分

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11日、北京晨報(bào)は、申年を迎えた中國ではベビーブームを迎える可能性があり、粉ミルクメーカーがその恩恵を受けると伝えた。一方で、海外の國は戦々恐々としている。寫真は申年の切り絵。

2016年2月11日、北京晨報(bào)は、申年を迎えた中國ではベビーブームを迎える可能性があり、粉ミルクメーカーがその恩恵を受けると伝えた。一方で、海外の國は戦々恐々としている。

中國人は出産にも縁起を擔(dān)ぐ。2012年の辰(龍)年には、「子どもを辰年にしたい」と年末に帝王切開を行う妊婦が相次いだことも話題となった。今年の干支(えと)はサルだが、サルは「賢くて機(jī)転が利き、自信があり楽観的」という良いイメージがあるため、一人っ子政策の廃止とあいまって、ベビーブーム到來が期待されている。クレディ?スイスの推計(jì)では、年間の出生數(shù)が300萬?600萬人増加するとされている。

これにより恩恵を受けるのが、粉ミルクやおむつなど乳幼児用品メーカーだ。オンラインショッピング大手?アリババによると、今年、購入された正月用品のなかで乳幼児用品の比重が上がっており、特に外國製の粉ミルクなどの人気が高くなっているという。

一方、中國でベビーブームが起きることに頭を悩ませる國もありそうだ。中國では自國の粉ミルクに不信感を抱いく人が多く、外國製の粉ミルクの人気が高い。そうした背景から、海外で粉ミルクを買い占め、中國國內(nèi)に転売する企業(yè)や個(gè)人が數(shù)多く存在し、現(xiàn)地の人々が粉ミルクを買えなくなるなどの問題を引き起こしている。

たとえば、ドイツでは國內(nèi)の粉ミルクが品薄狀態(tài)になっており、粉ミルクメーカー?ヒップ社は現(xiàn)在、週7日、24時(shí)間體制で生産に追われている。生産量は以前の2倍に増えているが、それでも供給が追い付かない狀態(tài)だという?,F(xiàn)地ドラッグストアでも、1人の購入數(shù)を制限するなどしているが、大勢で押し寄せてこられては限界がある。

オーストラリアでは、ドイツと同様、粉ミルクの品薄が続いているほか、野菜や果物の輸出にも影響を與えている。オーストラリア園蕓輸出協(xié)會(huì)のマニス會(huì)長によると、本來であれば野菜や果物を積むはずの中國行きの航空便の貨物スペースが、粉ミルクに占領(lǐng)されており、腐りやすい商品が輸出できない狀態(tài)だという。 粉ミルクを輸出しているのは、主に中國人が経営する小規(guī)模の代理購入企業(yè)で、こうした企業(yè)が高い輸送費(fèi)を支払い、貨物スペースを獨(dú)占しているのだ。

また、オランダでは先日、中國人に無差別に粉ミルクを振りかけるいたずら動(dòng)畫が問題となったが、この背景にも中國人による粉ミルク買い占めが社會(huì)問題になっていることがあげられている。中國でベビーブームが起きれば、これらの國々が抱える問題はより深刻さを増す可能性がある。(翻訳?編集/北田

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