Record China 2015年9月2日(水) 10時24分
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1日、東京五輪の公式エンブレムについて、同大會組織委はデザイナーの佐野研二郎氏による作品の使用を中止する方針を決めた。お隣の中國では世界的イベントを主催するごとに同様のトラブルが見られる。寫真は2010年の上海萬博のマスコット「海寶」。
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2015年9月1日、2020年開催の東京五輪に使用される公式エンブレムについて、同大會組織委はデザイナーの佐野研二郎氏による作品の使用を中止する方針を決めた。背景には、同作品がベルギーのデザイナーから「自身の作品に似ている」と指摘され訴訟に発展したことや、エンブレムの活用例として発表されたイメージ寫真が既存の畫像を無斷転用したものであったことなどの問題が続出したため。
【その他の寫真】
日本中を議論の渦に巻き込むであろうこの騒動だが、お隣の中國では世界的イベントを主催するごとに同様のトラブルが見られる。近年、世間を騒がせた「パクリ騒動」を以下に列挙する。
1)2008年北京五輪…開會式テーマ曲パクリ疑惑
大會の音楽プロデューサーが作曲し、開會式でパフォーマンスされた楽曲「我和[イ尓](わたしとあなた)」が、別の作曲者の作品「無覚」とメロディーがそっくりだと指摘を受けた。開會式翌日からインターネットはこの話題で持ちきりとなったが、被害者側(cè)と報じられた作曲家は、「創(chuàng)作においてはこのようなことはよくあること。ただし、私が彼の作品を盜作したわけではないことは確か」と事態(tài)を靜観した。同開會式は中國の人気子役が歌のパフォーマンスで口パクだったことも爭議を呼んだ。
2)2010年上海萬博…PR曲、マスコットキャラクター、中國パビリオンパクリ疑惑
■PR楽曲「2010等[イ尓]來」
開會前30日間のカウントダウンを盛り上げるPR楽曲として使用されていた「2010等[イ尓]來(2010年はあなたを待っている)」が、岡本真夜が1997年に発表した楽曲「そのままの君でいて」にそっくりだと指摘された。作曲者本人は「部屋の中を歩き回り、その足取りのリズムから曲の著想を得た」と説明したが、インターネットでこの問題があまりに白熱したため、上海萬博事務(wù)局が岡本さんの所屬事務(wù)所に対し、「そのままの君でいて」を公式楽曲として使用したいと申し出た。事実上、盜作を認(rèn)めたことになる。岡本さんの事務(wù)所はこれを快諾したことで事態(tài)は収拾した。
■マスコットキャラクター「海寶」
臺灣人デザイナーの制作したマスコット「海寶(ハイバオ)」が、1950年代より30年以上にわたって放映された米國のクレイアニメ「ガンビー」の主人公にそっくりだと指摘された。デザイナーは當(dāng)時、盜作を指摘されたことに激しい怒りを隠さず、「(海寶をデザインする前、ガンビーのことは)見たこともなく、存在自體知らなかった」と説明した。これは、佐野研二郎氏がエンブレム盜作疑惑について説明した會見で「自分はベルギーに行ったことも、(模倣とされる) ロゴを一度も見たことない」と説明したことと偶然にも似ている。なお、これに関しては萬博主催者側(cè)も盜作とは認(rèn)めていない。
■中國パビリオン
主催國のメインパビリオン「中國館」の外観が、日本の著名建築家?安藤忠雄氏の設(shè)計したセビリア萬博の「日本館」に酷似していると指摘された。東方の冠をイメージしたという逆ピラミッド型の中國パビリオンは、設(shè)計者の説明によると、中國の伝統(tǒng)的な建築手法「枡組」を用いたもの。「模倣だというならばむしろ、日本の建築が中國の手法をパクったのでは?」と反論した。これに対し、安藤忠雄氏は「建築の造形で似た部分が出るのは避けられない。(中國館は)私の作品の模倣とは言えないだろう」とコメントした。なお、このパビリオンは東京ビックサイト(東京國際展示場)の外観にもそっくりだとされている。
3)2022年北京冬季五輪…招致PR曲パクリ疑惑
同大會の招致に際して9曲準(zhǔn)備されたPR楽曲のうち、「氷雪舞動」が、大ヒットしたディズニー映畫「アナと雪の女王」の劇中歌「Let It Go」と似ていると指摘された。中國大手経済誌「財経」は2作品のリズム、テンポ、長さ、アレンジなどを詳細(xì)に比較。動畫共有サイトYouTubeでは、両者の音源をミックスした動畫も投稿された。しかし、一部報道によるとこれは「きっちりつくりこまれた盜作」。最初の10秒を聴いただけですぐに盜作とわかるのにもかかわらず、法律で規(guī)定された盜作の基準(zhǔn)をすべてクリアしているため、法的には盜作を問うことはできないとしている。(翻訳?編集/愛玉)
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